夫は入社前の月1回の会議に参加した際、今までの経験から積極的に意見を出していました。その意見やアイデアが反映されていることを期待して、内覧会に行ってみると、まったく別の空間が広がっていたのです。
「どういうことですか!?」と夫が経営コンサルタント・利府陣さんに問いただしても、「利用者が喜ぶと思って変更しました」とひと言。
夫が抗議しようとしても、「見学者の方が見えたので……」と流されてしまい……。
はっ?責任者なんて聞いてないんだけど…
ついに、近所の住人を招いた内覧会が開催されます。しかし、パチンコ台など遊戯設備を見た住人はあまり良い反応はなく、「日当たりが悪くなり、体調が悪くなった」「振動で昼寝できなかった」など苦情の嵐。会場は最悪な雰囲気に包まれます。「院長を出せ! 責任者を出せ!」と怒号が飛び交う中、利府陣さんは「責任者はこの人です!」と夫を指さしたのです。
いつも「僕が全部決めます! 従ってください」と言わんばかりの態度だったのにも関わらず、このときだけ夫に責任をなすりつけました。
逃げるような態度の利府陣さんと、このタイミングで外出する院長の無責任さに腹が立ちますが、なんとか住人を落ち着かせ、内覧会を終了させた夫でした。
◇ ◇ ◇
入社2日目にして、ブラックな職場であることが確定してしまいました。転職前の月1回の会議で、利府陣さんや院長の無責任さに気づけなかったことが悔やまれます。新庄さんの夫が、少しでも気持ちよく働ける日がくるといいですね。