ワンオペ育児でてんてこまいの日々
子どもを出産してから、私と夫の間では、家事・育児の分担について何度もバトルが勃発しました。夫は仕事が多忙で、朝7時に出勤し、帰宅は夜11時過ぎ。子どもが起きている時間、夫はほとんど家にはいないため、家事・育児のほとんどを私がおこなうしかないのです。
夫の仕事が休みである土日は、夫は昼過ぎまでゆっくり寝て、のんびり起きてから気が向いたら子どもたちの相手をたまにする程度。一方で、私は育休中とはいえ土日関係なく毎日、家事・育児に追われて疲労困憊し、てんてこまいの毎日を送っていました。
何度も夫に現状改善を訴える
このような状況に疲れ果てた私は、夫と何度も話し合いの場を持ちました。具体的には、夫に「もう少し早く帰ってくることはできないか」「休日はもう少し家事や育児を手伝ってもらえないか」と伝えたのです。
しかし、夫から返ってきたのは「すまない。今、仕事が山場だから、もう少し忙しい状態が続くと思う」という言葉……。
今後、私が育休を終えて職場に復帰したあともワンオペが続くと想像すると、おそらく私の体力は持たないだろう。その状況も踏まえて、その後も何度も何度も夫と話し合いの場を持ちました。
夫の口から出てきた言葉とは?
ある日の話し合いのこと。「職場復帰のことを考えると私の体力が持たないと思う。忙しいと思うけれど、もう少し家事や育児の時間を増やしてほしい」と再度お願いした私は、夫が放ったひと言にあ然としました。
夫から「子どもが小さいうちは家にいて、大きくなったらまた働けばいいじゃん」と言われたのです。そんな夫の考えは初めて聞いたので私はびっくり。夫に「私に専業主婦になってほしいの?」と尋ねたところ、「自分は家庭のことを妻に任せて仕事に集中したい」と言うのです。
私は育休を終えたら復職する気でいたのですが、夫は私に専業主婦になることを以前から望んでいたそう。私が何度も「家事や育児の時間を増やしてほしい」と訴えても、夫の脳裏には専業主婦になる私の姿があり、「復職した上で仕事と家庭を両立させたい」という私の気持ちとはまったく異なっていたのです。
私が何度か相談しても、夫が家事や育児をまったく手伝ってくれなかった理由がようやくわかりました。私たちの間には、そもそも妻が働くことについて考えの相違があったのです。私としては家計のためにも働きたいという気持ちもあるので、これからも夫と話し合いは続け、お互いが納得できる答えを導きだせたらと思っています。
著者/nanoka22
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