若さ…はあまり武器にならない
当時、私が多く参加していたのはお見合いパーティーでした。女性が座っている場所に男性がぐるぐると順番に着席して会話をするものです。そのときは、たまたま参加者の中で私が一番若かったらしく、会話のたびに年齢に驚かれましたが、思うような結果は得られませんでした。
20歳以上も年齢が離れている男性とは、「親戚のおじさんと姪っ子」のような会話が続くことも。結局、何度も参加してマッチングしたのは一度しかなく、その方とも連絡先を交換しましたがすぐに疎遠になってしまいました。
容姿や服装は?
何度目かの婚活パーティーは、私より若い女性が多い会場でした。若い女性の服装はミニスカ―トのワンピースやパステルカラーで彩られた華やかなものです。私は無難なワンピースを着ていたので、服装で負けてしまったかもと感じました。
でも同じグループの女性たちは年齢が同じくらいで、服装も私と似ていて安心。このパーティーではマッチングはおこなわず、気になった人に直接連絡先を聞くというものだったのですが、そこで見た光景に私は「なるほど」と思ってしまいました。
男性の列をなしていた女性とは!?
連絡先を聞くタイミングになり、人気の女性には列ができていました。私のそばにも長蛇の列があり、誰かなと見てみると、その人は私と同じグループにいた方だったのです。
そういえば話を振るのがとてもじょうずな人で、どんな人にも積極的に質問し、話を聞く姿が印象的だった彼女。服装は特に目立つわけでもなく、とはいえラフすぎない服装。メイクも髪もナチュラルなイメージでした。
あまりにも自然体だったので、私も「婚活の場所だけど、私も仲良くなりたいなあ」と思ってしまったほどでした。
彼女を見て「なるほど」と思いながら、若さや服装はそこまで重要ではないのかもと感じた私。そして、私は「そういえば、ちゃんと男性と会話をしたことがあったかな?」と考え、私は彼女を見習い、自分の振る舞いを改善!
その後、連絡先を交換した相手が今の夫です。夫が言うには、私がちゃんと話を聞いてくれたから気になった……とのことでした。容姿や年齢はあまり関係ないのかもしれない、と思わずにはいられない婚活の体験でした。
著者/畑野ナツミ
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