驚くママへ謝る義母は、渡したいものがあって来たけれど家に上がるつもりはなく、鍵が開いているのに気づき、さらに孫娘の泣き声が聞こえたから玄関先まで上がったと説明。
笑顔で嘘をつく義母は、ここまでの会話は想定していたもので、何度もシミュレーションしていたのです……。
白々しい義母の演技の裏に隠された思いは…
「家の中に入っていない」と言う義母を信じ、
「ゴミ出しに行ってたんです。だからわざわざ家に入らなくて大丈夫だったのに……」
と、ため息をつくママ。
「あらあらあらー、そうだったのね」
初めて知ったような発言をする義母ですが、それもすべて把握済み。
ゴミ出しに行ってママが不在にしている隙を狙って侵入していたのです。
「そうかなと思ったんだけど、ほら、不用心だし。玄関先で待たせてもらったの」
もうひとつの合鍵を使ったなんてわかるはずがない。
所詮疑うことしかできないはずよ。
バレるはずがないと思う義母は、さらに演技を続けます。
「ごめんなさいね。私、どうしてもこれを渡したかったから……」
義母はあるものをママに差し出し……?
もし普通のお出かけだったら“確実に鍵を閉めたはず”と思いますが、ゴミ出し程度なら“油断して鍵をかけ忘れたかも?”なんて思ってしまうかもしれません。こんな隙をついて狙ってくる義母……恐ろしいですね。
さらに鍵を使って玄関を開けたところを見られたわけではないので、まさか返却済みの合鍵からコピーを作っているなんて思いもよりません。義母の練りに練った作戦……ママは騙されないでほしいですね。