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「風呂上がりや運動後にじんましんが出た!」更年期が原因? 予防法はある?【医師監修】

風呂上がりや運動後などに、脚やおなか、首などにかゆみと発疹が出ることが多いじんましん。それまで出たことがなかったのに、40代以降に急に出ることがあるようです。じんましんと更年期に関係はあるのでしょうか。産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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汗をかくと現れるじんましんの可能性

じんましんとひと口にいっても、さまざまな種類があるようです。風呂上がりや運動後に出ることが多いじんましんはどのようなものなのでしょうか。

 

「一つには“ コリン性じんましん ”が考えられます。メカニズムは解明されていないのですが、発汗をつかさどる神経物質が刺激となって、じんましんが出るという報告があります。

 

運動不足や入浴時に湯船につからないなど、汗をあまりかかない生活習慣がきっかけになります。普段は汗をかかないのに突然湯舟につかったり、運動をしたりしたときに出るケースが多いようです」(駒形先生)。

 

なぜ更年期にじんましんが増える?

じんましんのイメージ

 

発汗と関係があるというコリン性じんましん。更年期になると、発汗の状況が変わることでじんましんが出やすくなるのでしょうか。

 

「更年期の女性は痩せにくく太りやすくなるため、むくみや水太りを恐れて水分をあまりとらない傾向があります。水分が不足していると汗はかけないので、汗をかかない生活が普通になってしまいます。

 

そんなときに、急に湯舟につかったり運動をしたりと普段はしないことによる発汗が刺激になり、じんましんが起こると考えられます」(駒形先生)。

 

 

じんましんを防ぐ方法は?

ウォーキング

 

かゆくてつらいじんましん。予防法はあるのでしょうか。

 

「普段から適度に汗をかく生活を心がけることですね。軽くてもいいので運動をすれば、水分をとるようにもなります。毎日続けられる運動を見つけてほしいですね。

 

また、汗をかく力は排便や排尿と同様、“ 排泄力 ”と言えます。汗がしっかり出る体質にするには、便がスムーズに出る環境づくりも大切です。胃腸を整えて排泄力を高めれば汗が出やすい体質になり、急に汗をかいても過剰に皮膚が反応しにくくなります」(駒形先生)。

 

まとめ

じんましんにはいろいろな種類があり、原因もさまざまだそうです。今回取り上げたじんましんは、汗をかかない生活が引き金になっている例ですが、症状が繰り返し現れる、発症時の不快感で日常生活に支障があるといったときは、皮膚科を受診しましょう。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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取材・文/mido

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