実家で母親からのお下がりを受け取り、日付が変わったころに帰宅したライコミさん。ライコミさんの帰宅を起きて待っていた夫のリョウタさんは、ライコミさんに話したいことがあるようで……。
深夜帰宅すると夫が待っていて…
ライコミさんが帰宅すると、夫のリョウタさんが「そこまでして母親からお下がりをもらう必要があるのか?」と尋ねてきました。
「女三界に家無しってお母さんが……」と反論するライコミさんに、リョウタさんは「もうそんな時代じゃない!」「娘のリンにも同じ我慢をさせるべきだと思ってるの?」と問いかけます。
「私は我慢なんかしてないしお母さんはいつもやさしかった」と言うライコミさんでしたが、ふと昔のことが頭の中をよぎりました。友だちができなかったのは、アニメや外遊びを禁止されていたから?進学先も就職先も希望通りにいかなかったのはなぜ……?
リョウタさんも母親も同じようにライコミさんのことを心配してくれていますが、ライコミさんはそれぞれの言葉の重みが違うように感じていました。
リョウタさんはライコミさんと母親との関係性にどこか危機感を抱いていたのでしょうか。なんにせよ、面と向かってはっきりと思っていることを伝えてくれたリョウタさんからは、本当にライコミさんのことを想っているのだということが伝わってきますね。
嫌な過去はときには無意識に思い出さないようにしていたり、いい思い出に書き換えられたりしてしまうこともあります。リョウタさんの言葉が、ライコミさんの考え方を転換するいいきっかけになってくれればと願うばかりです。