気が緩んだ結果、娘が苦しむはめに…
義実家で親戚が集まり、食事会を開いた日のこと。義母が娘のために作った筑前煮や炊き込みご飯などの料理がテーブルにずらっと並べられていました。案の定、食欲旺盛な娘は、目を輝かせながら食べ進めました。親戚一同も「本当によく食べるねえ」とびっくりするほどの食べっぷりで、私は食べ過ぎを心配しましたが、「今日くらいいいだろう」と食べ続ける娘を止めませんでした。
そして、大人たちがおしゃべりに夢中になっていたとき、ふと気づくと、デザートに出されていた娘の大好物である苺が1皿なくなっていたのです。「さすがに、これは食べ過ぎ……」と心配したときにはすでに遅く、おなかが痛いのか今までにないほど泣き叫ぶ娘。泣いて暴れる娘を見て、「病院へ行ったほうがいいんじゃない?」とその場は騒然。
私が焦っていると、娘はなんとか自力で排泄し、苦しさが和らいだのかピタッと泣き止みました。私は苦しむ娘を前に何もできなかったこと、まだ食べる加減がわからない子を制止しなかったことに反省。嘔吐や窒息の危険もあったと思うとゾッとします。
その後、数日間様子を見ましたが、おなかを痛がることや、ぐずることもなかったので病院へは行かずに今回の件は落ち着きました。子どもがよく食べるのはいいことかもしれませんが、親が軽視していると、今回のように苦しむのは子ども自身なのだと痛感しました。この件以来、娘が食べ過ぎていると感じたら「これが最後だよ」と声を掛けたり、おかわりの食材は小さく切ったりと、食べ過ぎ予防に気を配っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※1~2歳の子どもが1日に食べていい苺の量
6個までと言われています。食べ過ぎには十分気をつけましょう。また、食べ物が喉や気管に詰まり、窒息してしまう可能性があるので、絶対に目を離さないでください。
<参考>
著者:小山 うみ/30代女性・主婦。1歳の娘の母。インドア派で家にいることが趣味。娘は活発でお外遊びが大好き。公園に行くべきか葛藤する毎日。
作画:うめたま堂本舗
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています