家族みんなでお風呂に
わが家では、普段、家族みんなでお風呂に入っています。わが家のお風呂には追いだき機能がないため、寒い時期でも湯船のお湯を温め直すことができません。そのため、お湯が冷めないうちにみんなで一気にお風呂に入ろうということになったのです。
湯船に漬かりながら、その日の出来事をゆっくりと話せる時間は私にとって大切な時間ですが、生理中だけは別々でお風呂に入りたいと伝えていました。なぜなら、生理のときは経血を見られるのが気になったり、脱衣所で経血が垂れないように気をつけたりすることでバタバタしてしまうからです。
これは夫や子どもたちにも伝えていて、子どもたちも「ママから血が出る日はみんなでお風呂には入らない日」と理解してくれています。
浴室に入ってきたのは…
ある日、生理がきたため「今日はママが生理だからみんなで一緒にお風呂に入れない」と子どもたちに伝えました。子どもたちのお風呂は夫に任せるつもりでしたが、その日夫には予定があったため、私が一緒にお風呂に入ることに。
子どもたちの体を洗い、私も体を洗っていると、突然浴室のドアが開きました。ちょうど帰宅した夫がお風呂に入ってきたのです!
私は「え、なんで入ってきたの? 生理中は嫌だって言ったじゃん」と言いましたが、夫は「いいじゃ〜ん!」と私の反応をまったく気にしていない様子で……。
夫の行動にモヤモヤ
私と子どもたちは、髪の毛と体を洗い終えていて「あとはもう出るだけ」というタイミングでした。夫や子どもたちに経血を見られるのも気が引けたため、私は「じゃあ私だけ先に出るから子どもたちのことはお願いね」と言って先に浴室を出ました。
そして経血に気をつけながらショーツをはき、脱衣所に経血が落ちていないことを確認。その後、お風呂から上がった夫が子どもたちの体を拭いてドライヤーまで済ませてくれたので助かりました。
しかし、正直私は「生理だからみんなでお風呂は嫌だって言っているのになんで入ってきたの?」という気持ちでいっぱいになってしまいました。
この出来事のあと「生理中はみんなでお風呂に入りたくない」という私の気持ちを理解してほしかったと夫に伝えると、夫は「わかった。もうしない。気持ち理解できていなくてごめんね」と言ってくれました。夫としては変わらず家族の時間を楽しみたかったのだそうです。これからもお互いの気持ちを尊重して生活していきたいと思っています。
著者/Sugar111 佐藤 幸代
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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