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「人前でしたくない」と思っていた私。本当に赤ちゃん!?それとも…出産時の便意に焦り!【体験談】

出産時に、「赤ちゃんと一緒にうんちも出てしまったらどうしよう」とずっと気にしていた私。臨月のころは便秘続きで、できれば浣腸などですっきりさせて出産したいと思っていました。しかし実際は、そのような余裕もなく出産に臨むこととなったのです。

出産予定日より前に破水

破水した日は、出産予定日よりも10日前。深夜、心の準備がしっかりとできないまま、すぐに入院となってしまった私。

 

本格的な陣痛までに時間がかかったため、その間に朝食、昼食と病院から食事が出ました。「出産には体力が必要!」と思い、私はしっかり完食!

 

陣痛と便意が同時に!!

いよいよ出産間近、陣痛に耐えていた私は、急に便意をもよおしました。「うんちが出そうな感覚が強くなったら教えてね」と助産師さんに言われていたので、「とりあえず何か出そうです!」と伝える私。

 

診察の結果、もうすぐ生まれるらしく、便意なのかいきみたいのかよくわからない状態のまま分娩台へ向かいました。そのとき、「しっかり食べた分、出てしまうのか……」と頭の片隅では冷静な自分もいました。

 

 

たぶん出ていたと思う…

分娩台で、助産師さんの声に合わせていきむ私。赤ちゃんはまだまだ出てきませんが、そっとお尻を助産師さんが何かでふいてくれた感覚が……。「あ、これ、うんち出ちゃった?」と一瞬、冷静になりました。

 

それからはもう必死で、恥ずかしがる余裕はありませんでした。「もう何が出てもいいから、いきみたい!」と何度かいきんで、無事にわが子と対面できたのです。

 

 

妊娠中は、「人前でうんちなんて……」と思っていましたが、分娩中はまったく気にする余裕もなく終わりました。ママ友に聞くと、「私も出ちゃってたよ」とのこと。私だけではないようで、ちょっと安心しました。今思えば、うんちが出たことで「これ以上、恥ずかしがることは何もない!」と吹っ切れて、初めての出産に落ち着いて臨めたのかもしれません。

 

 

監修/助産師 松田玲子


著者:佐藤春香

1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。

 

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