寝酒をやめてハーブティ+安眠音楽
40代の海外勤務は仕事のストレスでイライラしていることが多く、家に帰ってきても携帯のメールを常にチェックして気持ちの余裕がない状態でした。家でゆっくりと体を休めても脳がリラックスできていないままで、不眠気味に。いくら寝ても疲れが取れないため、当然日中の気力が下がり、仕事がうまくいかない負のスパイラルに落ちていきました。
よく眠れない頻度が増え、無理やり寝つくために寝酒をしたけれど、かえって眠りを浅くし逆効果。ある日、運転中ボーっとしていたことで自損事故を起こしてしまい、このままでは駄目だと猛省。とにかく眠れる環境を整えることに取り掛かりました。
薬にはどうしても頼りたくなかったので、まずは寝る前の整備に実践したことが2つあります。1つ目は、寝る前の寝酒を極力控えてリラックスできるハーブティーで心を落ち着かせたこと。
2つ目は、寝るぎりぎりまで見ていたテレビや映画をやめ、ヒーリング効果の音楽を聞いて脳をリラックスモードに切り替えたこと。帰宅後は、仕事のメールをなるべく見ないようにして、ゆったりした時間を過ごすことも心がけました。
手作り小豆カイロで就寝前の冷え性改善
私はマレーシアで働いていたのですが、異常な寒さのオフィスの冷房、湯船につからないシャワーの生活、冷たい飲み物をがぶ飲みしていたことなどの日常がたたり、極度の冷え性に。冷房の効いた室内では冬用のジャケットと靴下の2枚履きでフル装備しても、夜は膝から下が冷えてパンパンにむくんで眠れないこともしばしば。冷え性が原因で体温調節がうまく機能しなくなり、免疫力が下がって不眠や頭痛にも悩まされていました。
そんなとき、海外滞在歴の長い友人からすすめられたのが「手作り小豆カイロ」。小豆を好みの大きさの布袋に入れて閉じ合わせるだけで簡単に作れ、電子レンジで温めて繰り返し使用できる優れものでした。足首にぐるっと巻ける程度の平べったい長細いサイズで作り、電子レンジで2分程度温めて、寝る前に足首の冷えのツボや首の後ろを温めたり、ほぼ毎晩セルフケアを実践していました。
そのほか、頭痛にはアイマスクのように目を温めたり、肩凝りには首に巻いて肩を温めたり、寝付きが悪いときには首と枕の間に置いてそのまま就寝したり。コストがほとんどかからずに手軽にできる冷え対策グッズなので、今でも愛用しています。
意外にも玉ねぎに安眠効果があった
ハーブティーや小豆カイロ以外にも「不眠解消」にネットで検索して試したのが、玉ねぎをスライスして枕元に置くことでした。玉ねぎが体に良いのはわかるものの、切ると目にしみて涙が出る強烈な玉ねぎ臭が本当に安眠効果があるの? と半信半疑でした。しかし、簡単にできるので物は試しと思い実践してみることに。
自己流ですが、スライスした玉ねぎを100均のお茶パックに入れて枕元に置くだけの簡単ケア。実際に試してみて、心配していたツーンとする玉ねぎの臭いはほとんど気にならなく、期待以上の安眠効果が。玉ねぎ特有のツーンとくる刺激臭が「硫化アリル」という成分で、神経を鎮静させて眠りを誘う作用があるといわれているようです。
さらに、玉ねぎが持つ殺菌効果が、睡眠の妨げになっていた持病のぜんそくにも効果があり、咳が落ち着いて眠りやすくなりました。
最初は、玉ねぎの効果は大して期待していなかったですが、安眠に使用した玉ねぎは食材として活用できるので、無駄なく手軽に続けられる玉ねぎパワーに癒やされています。
まとめ
年齢とともに体力が衰えるにつれ、睡眠の質が健康に直結していることを実感することが多くなりました。アラフィフでは疲れを化粧でごまかすことに限界があり、睡眠不足だと表情までくすんだ印象になってしまうことも。
今は、田舎にライフシフトして睡眠環境が向上したおかげで、免疫力は確実に上がり風邪を引きにくくなりました。肌の色も明るくなり、髪のツヤが戻ってきた気がします。何事も挑戦するには健康が土台になるため、睡眠環境を整えて年齢に関係なくワクワクすることに挑戦を続けていきます。
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著者:いずみ
独身。コロナ禍を機に、人生における健康の大事さを実感し、里山に移住し田舎暮らしを楽しんでいる。