夫が1人きりで子どものお世話をすることに
日ごろ、育児のほとんどは私が担っています。あるとき、どうしても私は1人で外出しなくてはいけない用事があったので、夫におそるおそる育児を頼むことにしました。
夫は1人きりでのお世話を嫌がるかと思いきや、「日ごろ、育児を任せてばかりですまないね。その日は俺が子どもの面倒を見るから大丈夫だよ」と、快く引き受けてくれたのです。
夫に任せて大丈夫だろうか?
夫の答えがうれしかった私は、子どもの世話を夫に任せることにしました。しかし、日ごろあまりお世話をしていない夫が1人きりで子どものお世話するとなれば、どうしても不安に感じてしまいます。一方、当の本人である夫はまったく心配しているそぶりを見せません。
「まあ、大丈夫だろう」と楽観的に考えているような夫の態度を見て、私はさらに不安になりました。そこで、私は夫に「こういうことをしてほしい」「こんなときはこうするとよい」と、私がいない間の対応について、前日にあれこれ細かく指示を出したのです。
用事を済ませて帰宅すると…
そして、いざ当日。私が外出していた時間は4時間ほどです。帰宅してみると、夫は何とか1人きりでの育児を乗り切った様子でしたが、疲労困憊の様子が見てわかりました。そんななか、家の中を見回してみると、驚くべき光景が広がっていたのです。
洗濯物は干さずに放置され、台所のシンクには汚れた食器が置かれていました。どうやら、夫は子どもを1人で遊ばせてはいけないと思っていたようで、四六時中子どもの相手をしていたようです。ずっと子どものそばを離れずに過ごしていたため、育児はしっかりこなしてくれたようですが、家事はまったく手をつけられなかったようでした。
夫は子どものお世話にいっぱいいっぱいで、前日の私のアドバイスを取り入れる余裕はなかったよう。夫が子どもの面倒を見てくれて助かりましたし、自分で考えて行動することも大事だとは思ったのですが、慣れないワンオペは大変だったようです。
それから2年ほど経った今では、夫は1人きりでの育児にも慣れ、子どもの面倒を見ながら家事も進めてくれるようになり、私は安心して夫に家のことを任せて外出できるようになりました。
著者/nanoka22
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