当日クラス分けテストをおこなうと、オイカリ先生のシナリオ通りつむ田さんただひとりが下のクラス行きが確定。つむ田さんがショックでがく然としていると、男子生徒が「つむ田に伝えたいことがある」と呼び止めてきて、これまでオイカリ先生がおこなってきたことを話してくれたのです。
すべてを話し終わった男子生徒は、つむ田さんに「この話は黙っててほしい」と頼み込むのですが、偶然2人が話しているのをコワモテ先生が立ち聞きしていました。
「絶対に悪いようにはしないので、もう一度話してほしい」コワモテ先生はそう2人に話しかけると、オイカリ先生の失態が明らかになったのでした。
塾長に必死で弁明しようとするも、聞き入れてもらえず…
塾長に「クビでしょうか?」と質問したオイカリ先生。
その言葉に塾長の怒りが頂点に……。
「私があなたの立場なら、
自分から辞表を書くと思いますよ」
「あたなは教師に向いてない。
しばらく家で頭を冷やしてください」
そう言うと、その場を立ち去ろうとする塾長。
オイカリ先生は必死で呼び止めるのですが、
聞き入れてもらえませんでした。
(終わった……俺の人生)
そう思いながら、荷物をまとめていると
1枚のメモが……!
(そうだ、俺には良子がいた)
メモを見た瞬間、オイカリ先生は
成績優秀な良子ちゃんの存在を思い出したのでした。
塾は合格実績はもちろん、評判も重視されると思うのですが、このような問題が起きてしまうと、悪い噂はすぐに広まってしまいますよね。オイカリ先生は塾長に対して最後まで謝ることなく、言い訳をしようとしていましたが、最初に言わなければいけないのは謝罪の言葉ですよね。自分の身勝手な行動が、たくさんの人に迷惑をかけてしまったという事の重大さをオイカリ先生は今一度ちゃんと理解すべきだと思いました。