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「とっても幸せだったよ!!」お別れの瞬間、妻は精一杯思いのたけを叫んで #僕たちは親になりたい 59

「僕たちは親になりたい」59話。2度に渡り、美咲は愛する夫・拓也との子どもを授かったものの、どちらも残念な結果に終わってしまいました。そのショックから、美咲はいつしか犬の人形を赤ちゃんだと思い込むようになり、「花ちゃん」と呼んでお世話をしてかわいがっていました。

人形をわが子のようにお世話する美咲に対して、どう接していいのか分からず、向き合うことから逃げていた拓也。しかし、2人で言い合いになったことをキッカケに、美咲と向き合うことを決意します。拓也がこれまで逃げていた自分の行動を謝罪すると、美咲も本音を話したことで2人の仲は修復したのでした。

拓也との関係性を修復できたことで、安心した気持ちで眠りについた美咲。するとその日の夜、昔の愛犬・コロと亡くなってしまった娘を乗せたベビーカーが夢に登場したのでした。

 

(はなちゃんとお別れをするときが来たんだ……)そう頭で分かっていながらも、いろいろな感情が込み上げてくる美咲。力いっぱい娘の名前を呼ぶと、自分の本音を話し始めて……。

 

娘とお別れの瞬間、涙が溢れて止まらなくて…

「僕たちは親になりたい」58

 

「僕たちは親になりたい」59

 

「僕たちは親になりたい」59

 

 

「僕たちは親になりたい」59

 

「僕たちは親になりたい」59

 

「僕たちは親になりたい」59

 

「僕たちは親になりたい」59

 

 

「僕たちは親になりたい」59

 

「僕たちは親になりたい」59

 

「僕たちは親になりたい」59

 

 

「僕たちは親になりたい」60

 

「僕たちは親になりたい」60

 

「僕たちは親になりたい」60

 

「僕たちは親になりたい」60

 

 

「僕たちは親になりたい」60

 

「僕たちは親になりたい」60

 

「はなちゃんと一緒に過ごした時間……!

とっても幸せだったよ……!!」

 

「本当はもっと一緒にいたくて……

抱っこしたくて……!!欲を言えば、

お話しもしてみたかった……!!」

 

はなちゃんへのいろいろな思いが溢れ出し、

涙が止まらない美咲

 

「だけど……!!姿かたちは変わっても、

私たちはまた会えると思うから……!!」

 

美咲は精一杯の笑顔を作ると、

はなちゃんに向かって「またね!」と手を振ります。

 

すると次の瞬間、はなちゃんを乗せたベビーカーと、

愛犬・コロは消えてしまったのでした。

 

◇ ◇ ◇

 

はなちゃんに向かって、自分の思いをぶつけた美咲。溢れ出てくる涙に、時折言葉を詰まらせる場面もありましたが、はなちゃんを笑顔で見送ろうと努める姿勢に、美咲のやさしさと強さを感じました。きっと、はなちゃんも美咲や拓也と一緒に過ごした時間は、かけがえのない幸せなひと時だったのではないでしょうか。

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターちなきち

    webマンガ家。Instagramなどで壮絶な恐怖体験や育児マンガ、夫婦関係マンガなどを公開。ベビーカレンダーでは大人気連載「僕と帰ってこない妻」のほか、「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」など多数連載。

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