完全母乳育児をしていると、ちゃんと母乳が出ているか、ちゃんと飲めているかなど、たくさんの不安があると思います。私もそのひとりで、母乳不足や乳腺の開通不足を感じていました。そこで、以前から気になっていた「桶谷式母乳外来」に行ってみたのです。
続く頻回授乳。もしかして母乳不足?!
私が母乳不足を感じたのは、1日20回の頻回授乳が続いたからでした。自己流のマッサージをしてみても、痛さのあまりに加減をしてしまい、右胸は乳腺が2本ほどしか開通していないようでした。そのため、専門の方に診てもらったほうがいいと感じたのです。
そこで、以前から口コミなどを見て気になっていた、桶谷式母乳外来に行ってみました。やさしい助産師さんが出迎えてくれて、ふだんの食生活や睡眠時間などの問診から始まり、赤ちゃんの身長、体重測定をしました。
マッサージ開始!だんだんと不安が薄れていく
桶谷式母乳外来のマッサージは、痛くないことでも有名です。蒸しタオルで温めながら、基底部を剥がすようにマッサージしていくのですが、私は自己流のマッサージしかしたことがなく、胸が凝り固まっていたようでかなりの激痛でした。
ですが、時間が経つにつれて胸がやわらかくなり、痛みもそれほど感じなくなりました。助産師さんに乳首をつままれると、水鉄砲のようにピュッピュッと母乳が吹き出し、顔にかかるほどの母乳が出てきました。
授乳指導!自己流マッサージの必要なし
マッサージが終わったあとは、実際に赤ちゃんに授乳している姿を見てもらいました。すると、それまでの私の授乳の姿勢、赤ちゃんの抱き方では、乳首を深くくわえられず、母乳がうまく吸えないと指導されました。改めて、正しい姿勢や抱き方などを教わることができました。
また、私が今までしていた自己流のマッサージは、乳腺を痛めてしまう恐れがあるそうで必要ないということでした。
母乳の悩みは多くのママが経験することだと思います。母乳不足、母乳が出すぎる、乳腺のトラブル、断乳など、悩みもさまざま。母乳外来で適切な処置をしてもらって、うまく乗り越えていきたいですね。
著者:上原りな
一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は、手芸、映画鑑賞、ネットサーフィン。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。