高級車をボコボコにしたママ友。「あなたの車、ぶつけちゃったぁ」車の持ち主はまさかの大物だった！？

夫の会社の社長は私の父の友人で、よく家に実家の農園でとれた野菜や果物をお裾分けにきてくれるほど仲良しです。

 

穏やかな日々を過ごしていたものの、夫の同僚であるA男一家が引っ越してきたのがトラブルの始まり。A男の妻・A子が、他人の所有物を当然のように自由に使うとんでもない性格だったのです。

 

A子の息子は良い子なのですが、母親であるA子は私の鞄から無断でハンカチを取りだして使っていたり、洗濯していたワンピースを無理矢理借りようとしたりするなど、本当に自分勝手なことばかりしてきます。

 

最近、軽自動車から新車に乗り換えた私たち。その事を知ったA子は、突然「新車を貸して」と要求してきました。新車は主に夫が使っている上に、A子一家にも車があることから断ると、「なんでそんなケチなこと言うの！？」と大激怒しながら家に帰っていきました。

 

それから1週間後の週末、社長がまたサツマイモや玉ねぎをお裾分けしに私の家に来てくれました。社長が娘と遊んでくれていると、電話がかかってきました。電話の主は、A子……。

 

私がしぶしぶ電話を取ると、「あなたの車、ちょっと借りたんだけどさぁ……ぶつけちゃって、もうボコボコ！ あ、私にケガはないから安心して！」と信じられない発言が！

 

話を聞いてみると、A子が勝手に使ったのは高級外車。しかし私の車の鍵はちゃんと家にあり、そもそも高級外車ではありません。「車って……娘が遊んでるミニカーの話？」と思ったのですが……。

そうです、A子が事故を起こしたのは、社長が鍵を落としてしまった高級外車だったのです。A子は私の家の前に落ちていた鍵を、私の新車の鍵と勘違いしたのでした。

 

「うちの車はその高級外車じゃないし。もしかして社長の車じゃない……？」驚愕の事実を伝えると、A子はパニックに！ 娘が社長とA男とともに事故現場に到着すると、A子は慌てて土下座！ しかし勝手にお気に入りの高級外車を使って事故を起こされた社長は許すはずもありません。A男も激怒し、これまで我慢していた思いが爆発し、その場で離婚を宣言。泣いて謝るA子ですが、もう後の祭りです。

 

A男親子は元の住まいに留まり、子ども同士の仲も変わらず良好。社長と私たち家族も相変わらず仲良しです♪

 

そもそもA男は日ごろからすごく真面目で、社長も一目置いている存在。A子と結婚してしまったことは大変な経験でしたが、これからは親子2人で穏やかな日々を過ごして欲しいものですね。

 

 

【取材時期：2024年8月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。