しっかりもので頼りになる存在
私と夫は、大学の同級生ですが、私が4年遅れて大学に入学しているので、夫は4歳年下です。
夫と交際していたときは、年下と言っても、そんなことをまったく感じることがなく、むしろ彼のことを「年下なのにしっかりしているな」と私は思っていました。大学での成績もいいほうでしたし、私が優柔不断で迷っているときも彼が導いてくれ、私は当時の夫のことを「頼りになる彼氏だな」と思っていました。
それから大学2年生のときに交際がはじまり……その5年後に結婚しています。
「ジェンダーレスじゃなくて、なんだっけ…」
ある日、夫と服の話をしているときに「男女どちらでも着られる服のことってなんて言うんだっけ?」という話になりました。私が「なんだっけなぁ……フリーサイズのこと?」と夫に聞くと、「いやちがう。なんだっけ、なんか横文字で言い方があるよね、ジェンダーレスじゃないし……」としばらく考え……。そして、ハッとした表情を見せ、自信満々に「わかった! セックスレスだ!」と言ったのです。
私は思わず笑ってしまい「それってユニセックスじゃないの?」と聞くと、夫は「そっちだ! セックスレスって全然違うじゃん、はずかしい……。外で言わなくてよかった」と顔を赤くしながら、恥ずかしそうに笑っていました。
自信満々に言い間違いをする夫
夫のこういった発言は一度目ではありませんでした。それほど頻回にあるわけではないのですが、間違った言葉を満面の笑みで、自信満々に「◯◯!」と言うことがたまにあるのです。
本人は自分の短所だと思っているようですが、私からしたら毎回おもしろい発言で笑ってしまいますし、夫のかわいい一面だなと思っています。夫と付き合っていたころには、こういった言い間違い発言は一度もなかったので、結婚してから知った夫の意外な一面です。
結婚してから、「夫にも意外とちょっぴりおばかな一面があるんだな」とわかりました。義家族と会話をしていても、こういった言い間違いをしているのは聞いたことがないので、私の前だとリラックスして出てしまうのかもしれません。そんな私しか知らない夫の姿に、毎回たくさん笑わせてもらっています。
著者/吉川みきな
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