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産痛を和らげる方法は?お産にまつわる“痛み”を助産師が解説【2】

こんにちは!助産師のREIKOです。前回は、お産のときの痛み「産痛(さんつう)」についてお話させていただきました。今回は、産痛を和らげる具体的な方法について、ご紹介したいと思います。

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助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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産痛のイメージ

 

こんにちは!助産師のREIKOです。前回は、お産のときの痛み「産痛(さんつう)」についてお話させていただきました。今回は、産痛を和らげる具体的な方法について、ご紹介したいと思います。

 

環境を整える

赤ちゃん誕生までの時間、ママが過ごすお部屋は、産院によってもさまざまだと思いますが、ママがリラックスして過ごせるような環境が大切だと思います。

 

お部屋の温度や明るさの調整はもちろん、ママが好きな音楽を流したり、アロマを取り入れたりするのもいいと思います。ただし、アロマなどは、切迫早産などで入院されているママにはNGのものもありますので、産院のスタッフに相談しながら使うようにしてくださいね。

 

そのほかに、ママが楽な姿勢で過ごせるように、クッションやアクティブチェアーなどを活用するのもいいと思いますよ。

 

呼吸法

呼吸法というと、「ヒッヒッフー」が思い浮かぶ方が多いかもしれません。しかし、呼吸法もいろいろあるんです。深呼吸を中心におこなったり、ゆっくりとした腹式呼吸だったり、各産院で取り入れているものがあると思います。母親学級や外来での保健指導の際に説明があると思いますので、確認しておくといいですよ。

 

実際、陣痛が来たら呼吸法なんて忘れてしまうのでは!?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その点は、きちんと産院スタッフが教えてくれるので心配いりません。痛くても呼吸を止めずに、ゆっくり息を吐くことを意識してくださいね。

 

温める

陣痛と向き合っているママの多くが、腰の痛みを訴えます。そんなとき、効果的なのは「温めること」。使い捨てカイロをおすすめしている産院や、湯たんぽを使っている産院も。低温やけどには、じゅうぶん注意して使うようにしましょう。

 

腰痛以外にも、足湯をしたり、破水をしていない場合にはシャワー浴や入浴をすすめることもあります。体を温めることで、血液循環がよくなり、筋緊張も和らぐので、痛みの感じ方も弱くなるといわれています。

 

マッサージ・指圧・圧迫

陣痛に合わせて、おなかや腰をマッサージするのも効果的です。産院によっては、お産の経過中、分娩監視装置をおなかに装着するというケースも少なくないので、直接おなかをマッサージするというのは少し難しいかもしれません。

 

腰の痛みには、マッサージはもちろん、指圧や圧迫も効果的です。お家の方がいらっしゃるのであれば、腰を親指や握りこぶしでグーッと押さえてもらいます。おひとりの場合は、テニスボールやゴルフボールを腰の下に入れておこなうといいですよ。

 

お産が近付いてくると、どうしても出てくる「いきみ感」ですが、子宮口が全開大するまでは、いきめません。なので、そのいきみや会陰、肛門周辺の痛みに対しては、手のひらでグッと会陰や肛門を押さえてもらうと楽になります。

 

 

このほかにも、ツボを刺激する方法や冷やす方法、フリースタイルでの出産など、いろいろな方法があります。産院の方針などによっても、できることとできないことがあると思いますので、事前に相談して、出産までの時間を過ごしてくださいね。

 

 

◆関連動画 出産ドキュメンタリー

 

 

 

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