性に淡白な私
私はもともと性に関しては、どちらかと言えば淡白です。付き合っているころには気持ちの盛り上がりもあってセックスを断ることはほぼありませんでしたが、結婚してから時間が経つとどうしても気持ちが落ち着いて、気分が乗らずに夫からの誘いを断ることが多々ありました。
もちろん、夫から誘われること自体はうれしいことで、私もなるべくであれば受け入れたいとは思っています。しかし自分の気持ちとは裏腹に、体が受けつけないこともあり、どうしても断らざるを得ないことが多くありました。
夫婦生活のない期間が長くなり…夫が豹変!
あるとき、連続で誘いを断ったことや、生理の時期が重なったこともあり、1カ月近く夫とセックスをしていない期間が続きました。生理が終わってもやはり私の気分が乗らず……。
すると、普段は非常に温厚で、怒ったところなど滅多に見ない夫の態度が豹変。
今まで見たことのないほど明らかに不機嫌になり、「ふざけんなよ!」と言いながら物に当たって別の部屋に行き、ふて寝してしまったのです。
性欲による夫の豹変ぶりに驚き
私は、セックスは日常におけるスパイス程度と考えています。なければないで特に不満を感じることはなく、日々のスキンシップがあればそれで十分だと考えていたため、性格が豹変するほど夫にとって重要なものだったとは思っていなかったのです。
もちろん、男性・女性ともに性欲には個人差があり、夫婦によってケースは多種多様かと思ってはいます。しかし一方で、夫にとっては、セックスが私が考える以上に重要であり、認識に夫婦で大きな差があることを再認識したことで、男女の性欲の差や、夫婦間での性に関する考え方の隔たりの大きさを感じた出来事でした。
その後は、セックスに誘われるのは非常にうれしいことだと夫に誠心誠意伝え、気分が乗らない場合でも相談するようにしています。
夫としても、あのときの態度の悪さをとても反省したようで、謝ってきてくれたことで仲直りができました。今後もお互いの気持ちを思いやりながら生活ができればと思います。
著者/百田
イラスト/おんたま
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