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「障害があれば…」幸せな妊娠報告のはずが、義父が放った言葉に場の空気が凍る。義父の発言の真意とは

結婚して1年後、私は1人目を妊娠しました。それはとてもうれしい出来事で、自分たちの両親にいつ報告しようかと、夫とワクワクしながらその日を待つことに。しかし、義両親に妊娠報告をしたとき、喜びの声だけではなく、思いがけない言葉を聞くことになりました。

義父からショックな発言!しかし真意を知って…

妊娠5カ月になったころ、私と夫は車で義両親の家に向かいました。月に1度の定例食事会のためです。この日に妊娠を報告しようと夫と決めました。食事はいつも通りに盛り上がり、デザートがきたときに夫が切り出しました。

 

「実は、報告があります。子どもができました」。

 

義母は目を丸くして、「おめでとう!」と涙ぐみながら喜んでくれました。義父はうれしそうな表情を見せつつも言葉はありません。私の体の状態などを短く話したあと、義父のひと言に一瞬で全員の表情が凍りました。

 

「もし、障害があれば堕したほうがいいぞ」。

私は状況が飲み込めず、言葉を失いました。

 

さらに義父は「今は検査で(障害があるかどうか)わかるんだろう?」。夫も義母も黙ったまま。私は「はい、今は検査をすれば、おなかの中でわかる障害もあるようです」と答えるのが精いっぱい。障害があると決まっていないのに言わなくても……と思っていました。

 

義実家から自宅へ帰る車中で、義父の言葉の理由が明らかに。夫が「せっかくの報告だったのにごめんな」と言い、「親父の母親が生まれつき耳が聞こえなくて、親父は子どものころから相当苦労したらしい」と教えてくれました。私はその背景を知ったことで、不快に思ってしまった義父の発言を理解することができました。

 

 

妊娠報告で義父から思いがけない言葉をかけられ、私は不快に思ってしまいました。しかし、夫の説明のおかげで義父の言葉の真意を理解し、自分の中でモヤモヤを解消できたのです。長いお付き合いをしていく義両親。どんな発言も理解に努めて、良い家族関係を築いていきたいと思っています。

 

※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。

 

 

イラスト/ななぎ


著者:下園ひかり

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