離乳食の進みが悪い娘を食欲旺盛に変えた出来事
娘が生後6カ月を過ぎたころスタートした離乳食。しかし、いざ始めてみると、おかゆ小さじ1杯を完食するまでに1週間もかかりました。娘が座るイスを変えてみたり、私のひざの上で食べさせてみたりと食べる環境を変えても食べ進み具合は変わりません。手づかみ食べの時期になると、食材を握りつぶして投げたり、テーブルや顔にこすりつけたりを繰り返すように。毎日の食事後は、ぐちゃぐちゃになった食卓周辺を掃除する日々。娘はまったく食べないわけではないのですが、食べても3割程度です。私もだんだん娘の食事の時間が苦痛になり、ちゃんと成長するのかという不安からストレスも溜まっていました。
そんな不安を抱えたまま、1歳を迎えた娘は保育園へ通うことに。通い始めて3日後くらいに給食がスタートしました。給食を食べなかっただろうなと思いながらお迎えに行くと、先生が「給食完食しましたよ!」とひと言。思わず聞き返してしまうほどびっくりしました。おまけに、その日の夕食もキレイに完食! 保育園で周りの子が食べているのを見て影響されたようです。
保育園に通ってからというもの、毎日おかわりをするほど食欲旺盛に。なんとかして食事を食べてほしいと思っていましたが、嫌がるときは頑張って食べさせようとせずに、片付けるのもひとつの選択かもしれません。2歳になった今でも、たまに食べない日もありますが、「いずれ食べるだろう」と心に余裕ができました。
作画/Pappayappa
著者:吉川おふみ
2歳の娘を持つ母。日々おしゃべりが上達する娘との会話を楽しみながら育児に奮闘している。体に良いものをおいしく食べることが大好き。