まだ予定日ではなかったので…
「もうそろそろ生理がきそうだな」というころのことです。生理がくるかもしれない可能性がありつつも、ナプキンのゴワゴワ感が苦手だったこともあり、ナプキンをつけずに出勤しました。
その日は前回の生理から25日目。いつもはだいたい28日周期で生理がきて、25日目にくることはめったにありませんでした。そのため「大丈夫でしょ!」と油断し、ナプキン未着用だけでなく未所持の状態。このあとまさか、あんなことになるとも知らずに……。
独特のドロっとした嫌な感じが…
その日はいつもよりも早く帰宅できそうな日でした。「もう少しで帰れる!」と思っていたとき、事件は起きたのです。
その日の片付けや明日の準備をしていたとき、股部分からドロっとした嫌な感じがしました。「まさか……」と思い、私は一瞬でパニックに。その日はナプキンはつけていないし、持ってもいません。「もしかして……」という状況のときに職場のトイレでは安心できないと思った私は、終業時間になり次第急いで帰ろうと心に決めました。あと数十分のうちは、漏れてこないように「少量であれ……!」と心の中で何度も唱えて……。
帰宅してトイレに駆け込むと…
終業時間になり急いで帰宅。帰り際に確認すると、幸い椅子に汚れはついていませんでした。「きたばかりの生理なのでそんなに量は出ていないだろう」と思っていたのですが……自宅のトイレで見てみると、なんとズボンに経血が! 太ももにも経血がついていて、「こんなに出るなんて」と驚いたのを覚えています。
しかし、ラッキーなことに黒のズボンをはいていたので、ズボンの色が変わることはなく、周りにバレることはありませんでした。
「まだ大丈夫だろう」「きても少量だろう」といった油断から、こんな事態になるとは思いもしませんでした。いつ生理がきてもいいように備えておくこと、また衣服に経血がつかないように、急に生理がきてもドンと構えていられるように、備えは大事だと思いました。それからは、出勤・お出かけのときはナプキンを持ち歩くようにしています。
著者/沖田彩花
作画/ののぱ
監修/助産師 松田玲子
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