久しぶりの帰省のタイミングで生理に!
久しぶりに実家に帰ろうとしていた日の朝、私は生理になりました。ナプキンをショーツに当てながら「ナプキンを持っていかなきゃな」と、実家にいる間必要な量のナプキンを準備していたのですが……。
ふと「実家に昔使っていたナプキンがまだ残っているかも」と思いつきました。そこで、深く考えず「移動中に必要な量だけでいいか」と数枚のナプキンを荷物の中に入れて、家を出発してしまったのです。
あれ、ナプキンは?
「実家にナプキンはあるだろう」と思いこんでいた私は、実家に着いてナプキンを収納していた戸棚を開けてびっくり!
戸棚の中には、かつてストックしていたナプキンが1枚もなかったのです。ナプキンがないなんて思ってもみなかった私は、トイレの中でしばらく固まってしまいました。
そして、持ってきたナプキンだけでは足りなかったため、すぐに実家の近くのドラッグストアへナプキンを買いに行くことに。
なくなったナプキンから考えたこと
無事にナプキンを入手できてから、母になぜナプキンがないのかを聞いてみると、「実家ではナプキンを使う人がいないのよ。あなたがごっそり持ち帰ったでしょ」ということでした。
母自身はもう生理がこなくなっていて、姉妹もいないため、実家では私以外にナプキンを使う人はいません。私自身、ナプキンを持ち帰ったことをすっかり忘れていたようです。
母の話を聞いて、実家ではもう日常的にナプキンを使う人はいないのだと思うと、ナプキンを使う生活はずっと続くものではないのだなと改めて気づきました。
そして「私にとって、ナプキンが家にあるのが当たり前でしたが、ほかの人にとっては当たり前とは限らない」とも感じたのです。
私は毎月生理がきていて、ナプキンを使う生活を送っています。しかし、いつの日か生理がこなくなり、それが当たり前ではなくなる日がくるのだと思いました。いつか「生理がきていた日が懐かしい」と思う日がやってくるかもしれない。そう考えると、毎月生理がくることに感謝しようと思えた体験でした。
著者/nanoka22
イラスト/赤身まぐろ
監修/助産師 松田玲子
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