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実はスゴイ「ストレッチ」! 美容専門医が教える効果とストレッチを効果的におこなうコツとは

40代、50代と年を重ねるとどうしても失われるのが体の柔軟性。特にスマホやパソコンに向かう時間が長い人はずっと同じ姿勢を取ることで体がガチガチ、なんてことも。今回は体のメンテナンス習慣の一環として長年ストレッチをおこなっているという、美容専門医の黒田愛美先生にストレッチの効果と、最新のストレッチ法を紹介してもらいました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
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ストレッチにはどんな効果がある?

女性らしいしなやかな体をつくり、血行改善も

そもそもストレッチとはどういうものなのでしょうか。

 

「自分で意識をして、体の節や筋肉を伸ばす運動です。体の柔軟性を高める効果があり、大きくは2種類あります。

 

動きを伴わず筋肉を伸ばすスタティックストレッチ(静的ストレッチ)と、動きを伴うダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)の2種類です。

 

静的ストレッチは、筋肉を伸ばして一定時間キープするストレッチです。両脚を前後に開き、ふくらはぎの後ろを伸ばすストレッチや、両手を背中の後ろで組んで、胸の筋肉を広げるストレッチなどがあります。いわゆる準備運動や整理運動であり、今までもおこなってきたものなので、普段あまり運動をしていない女性でも取り入れやすいでしょう。

 

効果としては以下のようなものが一般的に知られています。

 

・関節を動かせる範囲が広がり、しなやかな動きができて若々しい印象を与える

筋肉の温度を高める効果がある

・血管にも刺激を与えるため、血行が改善されて体温を高める

リラクゼーション効果

 

最後のリラクゼーション効果については、最近の研究によって、30分程度かけて全身の筋肉を静的ストレッチすることで副交感神経活動を有意に変化させることもわかっています。

 

加齢とともに体の柔軟性が低下し、運動不足になりがちな40代、50代女性にとって静的ストレッチは始めやすいと言えるでしょう。ストレスをためがちでもあるので、リラクゼーション効果があることもポイントです」(黒田先生)。

 

ストレッチを効果的におこなうには?

夜ストレッチ

 

体が温まっているときにおこなうのがベスト

ストレッチを効果的におこなうためにはどんなことを気を付けるべきでしょうか。

 

「一般的には、

 

1. 時間は最低20秒

2. 伸ばす筋や部位を意識する

3. 痛くなく気持ち良い程度に伸ばす

4. 呼吸を止めないように意識する

5. 部位を適切に選択すること

 

とされています。

 

痛くなるほど筋肉を伸ばすとかえって筋肉がかたくなるとされているので注意が必要です。

 

また、体が冷えた状態で突然筋肉を伸ばすと痛めてしまうこともあります。お風呂上がりなど、体が温まっているときにおこなうのが効果的です。呼吸をゆっくり深くしてリラックスしておこないます。

 

なお、時間は最低20秒とありますが、これは筋肉の柔軟性の向上を目指すために必要な時間です」(黒田先生)。

 

 

アスリートで注目されているストレッチとは

筋肉の血行

 

自律神経を整える「セル・エクササイズ」

黒田先生は世界的なトライアスロン大会の日本代表選手に選ばれたこともあるアスリートです。そして今、アスリートの中で注目されているのが動的ストレッチだと言います。

 

「今、『セル・エクササイズ』という、動的ストレッチを取り入れたエクササイズが注目されています。自律神経の研究で知られる順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生と、トップアスリートのメディカルサポートをしてきた末武信宏医師が共同で開発・考案したエクササイズです。

 

静的ストレッチとはまったく違うもので、日常生活ではほとんどおこなわない動作を導入することで、眠っていた筋肉を刺激し、体全体を活性化させるというものです。

 

このエクササイズが新しい点は、呼吸法と体を動かすことを連動させているところです。細胞一つひとつに酸素を送り込み、血流をよくすることで自律神経を整えると注目されています。筋トレや走ることが苦手、という人も始めやすいエクササイズだと思います」(黒田先生)。

 

まとめ

今回、ストレッチのスゴイ効果がわかりました。普段、運動不足になりがちでしたが、静的ストレッチなら続けやすいのでお風呂上がりの習慣にしたいと思います。

 

なお、「セル・エクササイズ」の詳細は、「トップアスリート」のホームページ

で確認ができます。自律神経が乱れがちな更年期女性には注目の情報です。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

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取材・文/mido

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