ある年に、義両親と温泉旅行に行った、ななさんファミリー。そのときの宿泊費などは、すべて義両親が払ってくれました。
次の年も旅行に行くことになり、今度はななさんファミリーが義両親の分も支払うことに。夫に言われた通り、宿の予約や旅行中の支払いは、すべてななさんがおこないました。
義両親に気をつかい、どっと疲れが出た旅行の翌月。
突然、夫がカードの利用明細を片手にブチ切れ、「高すぎだろ!」とななさんを責めました。
「パパが『旅行中は全部払うから』って言ったじゃん!」言い返しても、
「言ったけど、こんなに高くなるなら先に言えよ!」と理不尽にも逆ギレされてしまうのでした。
そんな揉め事があったにもかかわらず、再び夫の家族と旅行をすることになって……。
義姉家族も一緒に旅行!?嫌な予感…
また別の旅行では、義姉家族も一緒に来ると言うのです。
しかも、代金はすべて、ななさんファミリー持ち……!
前回の旅行で、義両親の分を払っただけでも「高すぎる!」と怒っていた夫に対し、ななさんは不安がよぎります。
「来月の支払い、また高いよ?」と釘をさすななさんに、
「大丈夫だ! 俺に任せておけ!」と答えつつも、最後に「あ、部屋は2部屋な」と言って、夫は会社へ行ってしまいました。
その日の夜、ななさんが「どういう部屋割りにするの?」尋ねると、
「姉夫婦で1部屋。両親と俺たちで1部屋!」という返答が。
「パパの両親とは別々の部屋がいいんだけど……。3部屋でもいいんじゃない?」と提案するななさん。
「あ!? もったいないだろ? 1部屋が浮く分、料理のグレードを上げたりできるだろ?」
「俺がいいって言ってるんだ! 2部屋で予約!」
そう言い捨てて、部屋を出て行く夫。
そして、旅行当日。
結局、夫に従い宿は2部屋で予約。宿泊代の他に食費などすべて、ななさんファミリーが支払うことに……。
しかも、夫も義両親もいびきがうるさいため、ななさんはほとんど寝られずに朝を迎えたのでした。
せっかくの旅行。宿ではのんびりとくつろぎたいものですが、義両親と同室となると、よほど深い仲でない限り、気も休まりませんよね。義姉夫婦が自分たちの分を払ってくれていたら、3部屋予約できたのに……と思わずにはいられません。
各家庭のルールがあると思いますが、ななさんファミリー、姉弟ファミリーはそれぞれ自分たちで支払い、義両親の分は姉弟で折半するというのが公平なのではないでしょうか?
家族といえど、世帯ごとに考え方や、お金の使い方が異なる可能性があります。今後、長く良好な関係を保つためにも、複数の家族で旅行に出かける際には、各世帯で出費が不公平にならないように、事前に話し合っておくと良いかもしれませんね。