「すでに持っているおもちゃだ…」義母のプレゼントが気まずい!
もうすぐ4歳の娘はおままごとが大好き。ある日おもちゃ屋さんでかわいいおままごとセットを発見。「絶対に欲しい! 買って!」と強くおねだりしてきたため、「大切に使おうね」と購入しました。娘は毎日のように遊び、すっかりお気に入りの様子です。
しばらくして、娘は4歳の誕生日を迎えました。義実家を訪れると「誕生日おめでとう! これプレゼントだよ」と義母からサプライズが。「わー! なんだろう」と娘はもちろん大喜び。義母もそんな娘の様子を見てうれしそうです。ところが、包みを開けた瞬間、娘の顔が一瞬真顔に。「なにもらったの?」と中身を見ると、そこには先日買ったおままごとセットが……! 義母は娘の反応には気づいていない様子。娘が「これ持ってるよ」といつ言い出すか私はドキドキしていましたが、娘は「うれしい! おばあちゃんありがとう!」と満面の笑みで義母にお礼を言ったのです。その後も義母には気づかれないまま義実家を後にしました。
その夜、お風呂で「おばあちゃんが私のために買ってきてくれたのに、持っているって知ったら悲しいかなと思って」と娘から思いもよらない言葉が。幼稚園での集団生活を通して、娘がいつの間にか人の気持ちに寄り添えるようになったんだなと感動した出来事です。
作画/yacco
著者:若葉みゆき
12歳・9歳・6歳の3人の子どもを育てるママ。40歳を過ぎてから体調が万全の日が年に数回しかないのが悩みの種。子どものパワーに圧倒されながらもなんとか日々暮らしている。