娘に塩対応な義父
お盆休みに義実家に帰省したときの話です。義母は娘と一緒におもちゃで遊んだり、抱っこをしたりしてくるなど、久しぶりに会った娘のことをかわいがってくれます。一方の義父は娘が近寄ってきても「ほら、ママのところにいきなさい」とムスッとした顔。そして、ソファに座ってずっとスマホを触っているのです。娘が「じいじ!」「あそぼ!」と話しかけてもそっけない義父に、私はモヤモヤ。こっそり夫へ相談すると、夫が義父の真意を確認してくれることに。
その後夫が「父さんも案外かわいいところがあるんだな……」と意外そうな顔で私に理由を教えてくれました。義父はいつもスマホに夢中で娘のことを鬱陶しく思っているんだと感じていましたが、なんとそうではなく、娘の動画や写真を撮っていたというのです! 予想外の真相に私はとてもびっくり! どうやら、初孫ということもありどう関わればいいのかわからなかったとのこと。義母にも聞いたところ、いつも娘の成長を気にかけているようです。なかなか会うことのない照れ屋の義父を私は誤解していたようで、そのあとは義父の印象がガラリと変わりました。そして私から積極的に、「娘はこのおもちゃで遊ぶのが好きなんですよ」などと話ながらみんなで遊ぶようにしたところ、娘との関わり方がわかってきたのか、笑顔で遊んでくれるように。その姿を見てホッとしたのでした。
娘をかわいがってくれない義父を見て不安に感じていましたが、私が誤解をしていただけだったとわかって安心。見た目や態度だけで判断するのではなく、その人の真意をきちんと確認することが、良好な関係を築くうえで大切なことだと改めて学んだ出来事です。
作画/Pappayappa
著者:沢田 かほ
イヤイヤ期真っ最中の2歳の娘を育てるママ。初めての育児に毎日奮闘中。