デイサービスの鈴木さんの言葉を受けて、少し救われた気持ちになったチャト子さん。夜になって夫が帰宅すると、チャト子さんは「お義父さん、やっぱり施設に入りたいって」と伝えます。夫も一安心して義父の様子を見に行きますが、チャト子さんは「義父は認知症もひどくなってて妄想が激しい」と声をかけます。夫が義父へ話かけると、義父はチャト子さんを指さして「あの女に気をつけろよ」と言い出して……!?
嫌な思いばかりさせてごめんなぁ
夫に対し、チャト子さんを指さして「恐ろしい女」と言い出した義父。夫は青ざめ、チャト子さんに謝ります。そして義父は余生を介護施設で過ごすことになりました。
その後、「内受容感覚」という言葉を知ったチャト子さん。自分の痛みや感情にすら気付けなかった義父は、内受容感覚が低かったのでは?という可能性を考え始めます。人の気持ちや痛みにも鈍感で、罪悪感なく連れ子を虐待していた義父。虐待の連鎖に加えて、内受容感覚の低さがDVや虐待を助長しているのではないかと思い至ります。
義父が介護施設に入った年の春、小学校の入学式でチャト子さんと夫はデイサービス主任の鈴木さんがいることに気付きました。同じ学年で同じクラスの子どもがいることに驚くチャト子さんですが、鈴木さんに声をかけられないまま、入学式を後にするのでした。
義父が介護施設に入所することが決まり、ようやく肩の荷が下りたチャト子さん一家。これから穏やかな生活が送れるといいですね。
介護の問題は決して他人事ではありません。ひとりで抱え込まずに、市町村担当窓口・地域包括支援センターに相談したり、介護サービスなどを利用したりと、時には第三者の手を借りることも大切です。
チャト子さんの体験談マンガは、ブログからも更新されています。ぜひチェックしてくださいね。