手術することを伝えると、周囲の反応は?
MRIで調べた結果、左の卵巣が7.5cmの大きさに腫れているとわかったわみださん。医師いわく、この大きさだと薬で長い年月をかけて治療するよりも、腹腔鏡下手術でチョコレート嚢胞を取り除いてしまったほうがいいとのこと。結婚を2カ月後に控えたわみださんは突然の病気宣告に驚き、不安になってしまいます。しかし、彼や家族に背中を押され、手術を受けることを決意。そんな中、職場の人たちに「今度、手術を受けることになって」と報告すると……。
※チョコレート嚢胞は、子宮内膜症の1つです。子宮内膜様の組織が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。
結婚2カ月前のタイミングで、医師から「手術後は自然妊娠しづらくなる」と言われ、大きなショックを受けるわみださん。すると、婚約者は「わみちゃんの健康が第一だから、子どもができにくくなったとしても問題ないよ」とすんなり受け入れてくれ、義両親も「元気が出るようにおいしいものを食べに行こう!」「そもそも子どもを授かれるかどうかは運みたいなものだから、あまり落ち込まないようにね!」と励ましてくれて、周囲の人たちの温かさに感動したのでした。
職場の同僚たちもみんなやさしく気づかってくれ、シフトを調整してもらい、わみださんは年明けの1月に手術を受けることに。その後、手術日までに少しでもチョコレート嚢胞を小さくするため、わみださんはジエノゲストという超低用量ピルを飲み始めます。副作用である不正出血に悩まされながらも服用を続け、1カ月後に再び病院を訪れたのですが……。なんと、医師がスケジュールを勘違いしていたようで、手術日が変更になりました。仕方なく、わみださんは再度職場に連絡して休みの日程を調整してもらったのでした。
今回の手術では、5日ほど入院する予定のわみださん。仮に予定どおり退院できたとしても、すぐに職場復帰できるかは体調にもよりますし、長期間仕事を休むとなると、どうしても職場の人たちの協力が必要になりますよね。わみださん本人も作品内でコメントしていますが、こういうときに「仕事のことは全然気にしないで!」と言ってくれる上司や同僚の存在は、本当にありがたいものですね。
監修/助産師 松田玲子
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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