旅行中、急に生理が!
大学4年生の初夏。就職活動が一段落した私は、お祝いを兼ねて友だちと南の島へ旅行をすることに。就職活動のストレスから生理周期が少し乱れており、旅行前日にまだ生理はきていなく、「旅行中に始まってしまったら嫌だな」と思いながらも、出発しました。
嫌な予感は当たるもので、島へ移動するフェリーの中で急に生理が。久しぶりの生理ということもあってか、生理痛がひどく、到着先のフェリー乗り場の待合室のベンチで横になり、休ませてもらうことに。島の方にもご心配をかけてしまい、申し訳ない気持ちでした。
友人にあるモノをもらって…
しかし、痛み止めを飲み、休めども休めどもなかなか良くなりません。どうしよう……と心配になっていた矢先、友だちが「ここは南の島だからすごく暑いけれど、カイロでおなかを温めてみたらどうかな」と、偶然持っていたカイロをくれたのです。
これまでの私は、寒いときにカイロを使っておなかを温めることもあったのですが、このときは気温がとても高く暑かったので、友人にカイロをもらっても「あまり生理痛には効かないだろう」と思ってしまいました。
まさか……と思いつつも、友人に促されるまま試しにおなかにカイロを貼ってみたところ、生理痛が少しずつ和らいでいき……。しばらくすると、観光も楽しめるほどまで体調が回復したのです!
夏でもカイロを
この旅行以降、私は生理のときに痛み止めと一緒にカイロを持ち歩くようになりました。出先で急にカイロを使いたくなっても、季節によっては売り場をすぐ見つけられなかったり、取り扱っていない店もあったりするからです。
さらに、私はどれだけ気温が高い真夏でも、生理痛がひどくなりそうなときは欠かさずおなかにカイロを貼るようになりました。私の場合は、痛み止めだけを使っていたときよりも生理痛がラクになるような感覚があります。今では、カイロは私の心のお守りとなっています。
普段とは違う環境で始まった生理によって、新しい気づきを得ることができた私。せっかくの旅行中でしたし、周りの人にも心配をかけてしまいましたが、生理について、自分の体に合った対処法を知ることができて、結果的にはいい経験だったと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/田村 ちな
監修/助産師 松田玲子
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