新型コロナウイルス感染症は微増、その一方で…
「感染症週報 2023年第21週(5月22日〜28日)」によると、5月22〜28日の1週間に全国の定点医療機関から報告された新型コロナウイルスの感染者数は1万7,864人、1定点当たりの平均は3.63人で、前の週の3.56人より増加していました。
また、主な小児科定点報告疾患について、RSウイルス感染症・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎・手足口病・ヘルパンギーナ・流行性耳下腺炎の定点当たりの報告数は3週連続で増加、中でもRSウイルスとヘルパンギーナは、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多いとのことでした。また、インフルエンザの定点当たり報告数は減少しましたが、過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっているようです。
これらの感染症の流行は、これまで新型コロナウイルスへの感染対策が徹底され、多くの感染症の流行が少なかったことで免疫が得られにくい状況だったことや感染対策が個人の判断に委ねられるようになったことで感染の機会は増えたことなどが要因と考えられているようです。小さなお子さんの場合、症状が出にくかったり、症状が急激に悪化することもあります。「いつもと様子が違うな」と思ったら、かかりつけ医に相談し、指示を仰ぐようにしましょう。
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