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「また不機嫌に…」フキハラでも彼のことが好き。そのまま結婚する予定が…まさかの結末に

大学時代から長年交際していた彼は、不機嫌になると無視するタイプ。いわゆる「フキハラ」……「不機嫌ハラスメント」気質やモラハラ気質があることには気づいていましたが、一緒にいて楽しいときもあり、交際を続けていました。そんな彼と結婚する話があがり、先立って同棲の相談を始めていたのですが……?

ささいな理由で不機嫌に

同棲の話が進み、ルンルン気分だったある夜、外食をしに彼と近くのレストランへ出かけました。あるメニューが目的だったのですが、行ってみるとその店舗では提供が終了していることが判明。すると彼が一気に不機嫌に!

 

仕方なく他のメニューを頼み食事をしますが、彼はずっと黙ったままです。その態度に私も軽くイライラしてしまい、楽しめないまま店を後にしました。その後、私の確認不足だったことを彼に謝罪しましたが、話しかけても彼は無視するばかり。

 

その日は悲しい気持ちになりましたが、同棲の話もでているし、そのうち機嫌を直すだろうと楽観的に考えていました。まさかこれが約半年間に及ぶ音信不通の始まりとは知らずに……。

 

音信不通を経て決意

その後、数日から数週間おきに連絡をしてみましたが、彼はすべて無視。私は同棲に伴い、彼の住む街に引っ越す予定で、転職も控えていました。転職先での勤務開始日が迫っているにもかかわらず、彼とは連絡が取れないまま。引っ越すはずの物件も決めることができず、私は困り果てていました。

 

そのうち、大事なことが決まらない状態で、ささいな理由で無視をつづける彼に対し怒りがふつふつと沸いてきます。あまりに無責任な彼に振り回される生活はもうやめようと決意し、彼と別れることにしたのです。

 

彼と別れて幸せに

すでに転職が決まっていた私は仕方ないので、新しい土地でひとり暮らしを開始しました。その後、転職先で出会った穏やかな男性と交際することに。トントン拍子で結婚まで進み、今は幸せに暮らしています。

 

夫と交際を始めてから、「無視されないってこんなにラクなのか……!」と驚きました。そのとき、ようやく彼には全然大事にされていなかったことに気づいた私。もしあのとき彼と別れずに結婚していたら、私はずっと彼の機嫌を伺いながら生きていたかもしれません。そう思うとぞっとします。音信不通だった期間は自分を責めたこともありましたが、今では結婚しなくて良かったと心の底から思います。

 

 

長年交際していた彼といよいよ結婚というときに、このような事態になるとは思ってもいませんでした。あのときは「私にはこの人しかいない!」と依存し、自分のことを大事にできていなかったな、と反省しています。どんなに好きでも、自分を傷つける人とは距離を置くべきだというのが、この件で得た教訓です。

 

 

 

著者:月島文香/女性・主婦

イラスト:アゲちゃん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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