このことは内緒だよ
フワリーさんとせいちゃんが部屋に入ると、らのくんはいきなりシャッターを閉めて部屋をまっくらに。
何も見えず怖くなったフワリーさんが「部屋を明るくしてほしい」とらのくんに頼むと、彼は「代わりに言うことを聞いて」と言ってきました。
※以下、性被害に関する描写がありますので、つらくなってしまう方はご注意ください。
らのくんは「診察するよ」と、ベッドに寝転ぶことを要求してきました。
無邪気なせいちゃんは、らのくんの言うとおりベッドに仰向けに寝転びます。
そしてらのくんは「服、脱げる?」とまさかの発言。
その発言に恐怖を感じたフワリーさんは、せいちゃんの手を引き、逃げます。
らのくんが追ってくることはありませんでしたが、「もしも誰かに話したらお前ら許さない」と2人を睨みつけました。
それからフワリーさんとせいちゃんは公園で遊ぶことをやめ、らのくんとも会うことはありませんでした。
◇ ◇ ◇
危機一髪、フワリーさんとせいちゃんは、らのくんからから逃れることができました。
小学校低学年の子が「自分のまわりには悪い人はいない」と思ってしまうのは無理のないことですよね。せいちゃんもまさか「診察ごっこ」でらのくんにいたずらされるとは思っていなかったでしょう。
このように子ども自身が知らず知らずのうちに性被害にあうことがないよう、家庭では小さなうちから性教育を行うことが必要。
水着で隠れる部分、いわゆる「水着ゾーン」は誰にも見せたり触らせたりしないこと。
誰かが「水着ゾーン」を触ろうとしてきたら大声で助けを求めること。
不快だと感じることは我慢せず不快だと伝えること。など
幼い子どもに理解してもらうには時間がかかるかもしれませんが、子どもを危険から守るためにも積極的に実践していきたいですね。
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