始めての出産。夫が育休を取ったのに…
私は妊娠を機に退職。その後、出産。社長もとても喜んでくれ、夫の育児休暇を3カ月間、認めてもらえたのです。初の出産で不安だった私にとって、夫がいてくれるのはとても心強いと思っていました。
しかし、育児休暇を取得した夫は、夜泣きする娘を見て「毎日こんなじゃ、たまんないよ~。全然寝られないから、リビング行くわ」と何もせず寝室を出る始末。結局、私がひとりで育児をしています。
夫は買い物や簡単な料理を担当しているものの、金額を気にせずに買い物をしたり、料理の片づけをまったくしないため、私のイライラはたまっていく一方です。
家事も育児も協力しない夫が「自分へのご褒美に一人旅♪」
夫は料理や家事にも日を追うごとに飽きてきた様子。「家の中ばっかりいたら、息がつまっちゃうんだよ」と言い、平日の午前中から買い物巡りに出てしまう日々が続きます。
さらに、「娘は俺には懐かないからさ~。俺はノータッチで!」と言って、少しの時間ですら娘を抱っこしてくれません。
さらに、「いや~、育児休暇は大変だなぁ。この1カ月間、俺、頑張ったよね。自分へのご褒美に明日から一人旅に行ってくるわ!」と驚きの行動に出ようとします。
驚いた私は、すぐさま反撃の根回しをすることに……。
一人旅に出ようとする夫を待ち構えていた人物
翌朝、夫が旅行に行こうとしたところ、1台の車から社長が降りてきたではありませんか……! 夫の旅行計画を聞いた私が、こっそり社長に育児休暇中の夫の様子をすべて伝えていたのです。
「育児休暇中に子どもと妻を置いて旅行する奴の言い訳など聞かん!」と社長はご立腹。
憤る社長に、私は「私たちの仲人である社長に、ぜひご覧いただきたいものがありまして」とある1枚の写真を取り出しました。その写真には、夫が若い女性と白昼堂々、じゃれ合いながら街を歩いている姿が!
買い出しへ行くフリをしながら、夫は不倫を楽しんでいたのです。社長は「女性への冒涜、会社への裏切り、そして家族への背徳行為だ!!」と激怒しています。
自分勝手なふるまいをした夫の末路
その後、育休中の不貞行為は会社にも知れ渡り、夫は退職することに。私は夫に慰謝料と養育費を、不倫相手に慰謝料を請求しました。
夫は借金を重ねたことで日々の暮らしに困り、昼夜働いているとのこと。因果応報の結末となりました。
一方、私は娘と遠方の実家に戻り、離婚後は社長の知り合いの会社を紹介してもらい仕事復帰。そこで素敵な出会いがあり、3年後に再婚して家族3人で新しい人生送っています。
◇ ◇ ◇
育児休暇は夫婦で協力しながら家事育児をするための期間。ショージのように自分勝手に過ごして妻のストレスを増やしていては意味がありません。自分には何ができるのかを考えて、夫婦でコミュニケーションを積極的に取り、相手を思いやりながら過ごしたいものですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。