結婚後、義父母と同居することになった香澄さん。晋太郎さんの提案で、家賃収入を得るために夫婦でマンションを購入することに。
晋太郎さんが子どもを拒絶していたにも関わらず、義父の前では子どもができないのは香澄さんのせいだと嘘とつく夫。
それを信じた義父は、香澄さんに向かって「女は子どもを産む道具」など最低の発言をしてきました。女性を見下す言動ばかりの夫と義父に、我慢の限界!
そんなとき心配した義母が声をかけてくれました。
異常な家庭環境であることを理解している義母は、夫と結婚したことが失敗だったと思っていると告白したあと、そのまま倒れてしまい入院することに。
末期の脳腫瘍だと医師から説明を受けた香澄さんは、唯一の理解者である義母のケアを徹底することにしました。
義母から告白された内容に唖然!
香澄さんと結婚する前のこと。
脳腫瘍の手術を控えていた義母を安心させるために、晋太郎さんは彼女ができたことを報告しました。それを受け義母は安心して治療に専念することに。
それから3年後。
香澄さんと婚約が決まると、義父から脳腫瘍の件は秘密にするように言われたのです。
「晋太郎がせっかく従順そうな女を捕まえたんだぞ。邪魔をするな!」
その言葉に義母は、香澄さんのことも奴隷化するつもりなのだと確信。
自分のようなつらい思いをさせてはいけないと、2人を止めようとするも力及ばず……義母は「私のようにならないで」と、泣きながら香澄さんに謝罪をしてきました。
「私のことが好きで結婚したわけでなく、嫁として都合がいいと判断して結婚したんですね」
義母の告白に香澄さんの怒りは頂点に達しました。
それからは仕事以外はすべて義母のサポートを徹底。その分家事が手抜きになり、義父や晋太郎さんから暴言を吐かれたものの、完全スルーを貫いていました。
そして半年後……。
義母は息を引き取り、香澄さんは義母の思いを引き継ぎ、夫と義父との決別を心に誓ったのでした。
晋太郎さんの結婚理由を知ったとき、悲しさや怒りなど、さまざまな感情があったと思います。人をモノとしか見ていない相手と、これからの人生を共に生きていくなんて考えられませんよね。香澄さんには幸せな生活を送ってほしいです。