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「花見をしようよ」えっ…。夫の誘いに私の表情が曇ったワケ

ある日、桜が開花したというニュースを見た夫が「週末、花見をしよう」と誘ってきました。この提案には大賛成だった私ですが、ある思いがよぎったのです。私が快く返事をできなかった理由とは……!?

「花見をしようよ」えっ…。夫の誘いに私の表情が曇ったワケ

 

わが家の料理担当は私

わが家では、日ごろの食事の準備は私が担当しています。洗濯や掃除などの家事は、夫がやってくれるときもありますが、料理だけはいつも私の担当で、夫が食事の準備をすることはありませんでした。

 

私自身も料理をするのは好きなので、特に問題なかったのですが、仕事などで疲れてるときには「代わりに作ってほしい」と思うことも。

 

私が夫に頼めばやってくれたのかもしれません。しかし、私から夫に言うこともなかったため、夫が自ら料理をすることは皆無でした。

 

夫の提案

そんなある日、夫と一緒にテレビを見ていると、桜が開花したというニュースが流れました。すると夫から「週末、花見をしようよ」という提案が。この提案には私も大賛成でしたが、同時に気になったことがありました。

 

それは「花見のときの昼食の準備は私がするのだろうか?」ということです。

 

「お弁当のおかずは何にしたらいいんだろう」「準備するのは面倒だな」と思ったため、夫に「花見の日の昼食はどうする?」と聞いてみると、夫は「おにぎり持っていけばいいじゃん」と言いました。

 

夫の返答に対して「なるほど、おにぎりか。それなら作るのも簡単そうだし、まあいいか」という気持ちになり、夫の提案に賛成し花見当日はおにぎりを持って行くことになったのです。

 

おにぎりを用意したのは…

そして、いよいよ花見に行く日。朝起きて「ご飯を炊かなくては」と起き上がってキッチンに行くと、そこにはすでに夫がいました。なんと夫は、私よりも早く起きて、すでにお米を研ぎ、炊飯器のスイッチを押してくれていたのです。

 

おにぎりの中の具は何にしようかと考えていた私でしたが、夫はご飯が炊き上がると、ラップと梅干しを用意して、おにぎりを次々と握ってくれました。

 

おにぎりを持っていくことを提案した夫は、初めから自分でおにぎりを握るつもりだったのか、それとも提案したからには自分が作らなくてはいけない、と思ったのかはわかりません。

 

しかし、日ごろ料理をしない夫だけに、これは私にとって感動的な出来事でした。そして花見には夫が握ったおにぎりを持って行き、楽しい時間を過ごせたのでよかったです。

 

 

「料理は私がしなくては」と思ってましたが、いざというときには夫は自分で食事を用意してくれるのだとわかり、これは私にとって大発見でした。これからは、夫に食事作りをお願いする日があってもいいかなと思います。

 

著者/nanoka22

 

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