あとで事情話すからとりあえず来て
年齢詐称に、実家の仕事の経営ではなくただの手伝い。さらには別の女性との二股。
嘘だらけのゴリとやり直す気持ちはないものの、お金は返してほしいサキさん。
「スナックをやる準備をしてる。軌道に乗ったらお金を返すので待ってほしい」
ゴリはその一点張りで、膠着状態が続きました。
ゴリには頼らず未婚で子どもを産み、幸せにするんだと思うも、父親のいない子どもにしてしまっていいのか、不安や葛藤で揺れるサキさん。そんな曖昧な状態で、点数稼ぎなのか、ゴリは両親学級に一緒に参加したり、立ち会い出産をさせてくれと言ったりなど、良い父親アピールをしますが、怪しい行動はなくなったわけではありませんでした。
ファミリーカーの購入を提案してきたゴリ。頭金やローンは自分が払い、別れたときのことも考えて名義はサキさんでいいと言います。車も古く、家にお金を入れていたためOKしてしまうのですが、これが後に大きな騒動に。ある日、サキさんの元に覚えのない駐禁の切符が届きます。車を使ったゴリに理由を聞くと、なんと無断で他人に車を貸していたと信じられない発言をしてーー。
「違反金は貸した奴に払わせるから〜」
ゴリの非常識すぎる言動に怒りが収まらないサキさんですが、何を言ってもどこ吹く風といった様子でスルー。
「ごめん、サキちゃんの車で事故っちゃった」
もう絶対に貸さないと思っていたのですが、サキさんの車で事故を起こしたとゴリからの電話。事情はあとで話すからとりあえず来てと言うので現場に向かったサキさん。
事故現場は人通りも多く、監視カメラもある賑やかな場所でそこに派手にぶつけた車となぜか無傷のゴリ。事故の理由を問うサキさんに、車の名義がサキさんなので車に乗ってたのもサキさんということにしてよと、とんでもないことを言いだし、さらにありえないことを告白。
「実は俺・・・免停なの。それに車の名義はサキちゃんだし、俺免停だからややこしいことになると思うんだよね」
「修理ができなくなったら困るじゃん、子どもの送り迎えとか妊婦健診とかも」
たしかに車がなくなるのは困りますが、そもそもはゴリが免停の状態であることをサキさんは知りませんでした。「んじゃよろしく」とゴリはその場から逃亡。事故車とともに取り残されたサキさんが保険会社に電話を入れます。
選択肢もなく、ゴリの犯罪の片棒を担がされることになろうとはーー。
◇ ◇ ◇
サキさん名義の車を無断で他人に貸すだけではなく、免停の状態で車に乗り続けていたゴリ。さらに事故現場から逃亡を図るのは言語道断。
車の事故は誰も予想できるものではないですが、この2つの事件は明らかに悪意を持っていたと言わざるを得ません。
事故現場は派手なものの本人は無傷で、ケガ人を出したようではないことは不幸中の幸いでしたが、ゴリはサキさんに事故の真相を話し、きちんと対応してもらいたいものです。