ワンオペ外出で大ピンチ! 助けてくれたのは……
1歳の娘と初めて2人でお出かけ。行き先は私が小さいときに何度か行ったことのある科学館です。楽しみな反面、初めてのワンオペ外出にドキドキでした。久しぶりに行ってみると、古い施設のせいか、小さな段差が多く、通路も狭いところがあり、ベビーカーで移動するには少し不便。それでも、娘は楽しく遊んでいました。
しばらく経って私はトイレに行きたくなったので、再び娘をベビーカーに乗せて、近くにあったトイレへ。しかし、ベビーカーで入れるような広いスペースはなく、ベビーチェアもありません! 困り果てていたとき、近くにいた、小学生くらいの女の子を連れたママが「よかったら、お子さんを見ていますよ」と話しかけてくれたのです。見ず知らずの人にわが子を預けることに抵抗はありましたが、お子さんがトイレに入っていくのもわかったので、お言葉に甘えることに。するとトイレの外から娘をあやすと声と歌声が聞こえてきます。そのママは「ここにいますよ!」ということを伝えるために、声を出してくれていたのです。
昨今、トイレでの怖い事件もあるので、心配もしましたが、困っていた私には本当にありがたく心が温まる出来事でした。しかし、家族からは「今回出会った方は良い人だったけれど、やはり子どもから目を話すのは危険」だと注意され、私自身も反省。今後は子どもと一緒に入れるように、ベビーカーのときも抱っこひもなどを持っていこうと思いました。
娘には困っている人がいたら自然に手を差し伸べられる子になってほしいと思います。そのためには、私も娘のお手本として、あのママのようにやさしい人になろうと決意しました。
著者:有河藍/女性・主婦。7歳差の姉弟を子育て中のママ。おおざっぱな心配性。仕事で全然家にいない夫の家族と同居。毎日実家に来る姪と娘のバトルに疲弊している。保育士、幼稚園教諭、社会福祉主事任用資格を保有。
作画:mosu
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています