園児数に対する保育者の人数には国が定めた基準があります。「人数は足りていたのか?」というグッチさんの疑問に対する保育園の回答は「国や自治体の基準は守っている。園外保育に帯同する保育士の人数は変えない。」というものでした。
しかしそれでは不安が拭えません。
納得できないグッチさん夫婦を見て、保育園の先生は保育士を増やせない理由を話し始めます。
「保育士は増やせない」そのワケとは
園長の「保育士の人数は変えない」という言葉の裏には、切実な保育士不足が隠れていました。
保育士不足は度々ニュースなどでも報道される深刻な社会問題です。
しかしどんなに忙しくても、先生方は毎日笑顔で子どもたちに接してくれます。その姿を見ていると、保育士不足をリアルに実感しにくいのかもしれません。
グッチさんも、今回の件で初めて保育士不足を自分ごとに感じたそう。
園児を公園に忘れて帰ってしまうのは、絶対にあってはならないことです。しかし、保育園側も保護者の意見をしっかりと受け取り、できる限りのことをしてくれているのだと再確認し、これ以上何も言えなくなるのでした。
圧倒的な保育士不足が問題視される今日このごろ。そんな素振りも見せず、明るく保育をしてくれる保育士さんには頭が下がりますね。少子化の背景には、保育士不足もあるのかもしれません。安心して子どもを育てるには、信頼して子どもを預けられる環境が必要なのですね。