どの対策も、話を聞く上では有効な手段であることがわかります。しかし、グッチさんの頭をよぎるのは、保育者の人員不足。まだ幼い園児は、ひとり連れているだけでも手がかかります。園児に対する保育者の数は足りていたのでしょうか。
「人手不足では?」「方針は変えません」
保育にあたる保育者の人数には国が定めた基準があり、仲良し保育園では基準に沿った人員の配置がなされていたそう。
しかし、チビノブくんが公園に忘れられてしまったことは紛れもない事実。例え基準通りだったとしても、それはギリギリであり、想定外のことが起きると大きな事故につながりかねません。
問題が起きた以上、そもそもの“基準”に疑問を抱くグッチさん。
しかし「園外保育に帯同する保育士の人数は変えない」と園長は言うのでした。
小さな子どもをひとりで複数名みなければならない保育士さん。その緊張感は計り知れません。人手がたくさんあるに越したことのない保育。人員不足が叫ばれる昨今ですが、預ける側はもちろん、保育する側も安心できる体制が整うといいですね。