丸田さん親子が通されたのは、4人部屋。まるちゃんの手術は最後になると告げられました。丸田さん自身、手術が最後になった理由はわかっていました。本来ならば絶飲食が始まっている時間に少しの水を飲ませてしまったのです。そうして待機していた時間は3時間以上。その間は持ってきた塗り絵やシールブックが活躍! そしてついに、まるちゃんの手術の順番がやってきて……!?
最後だった娘の順番が回ってきてついに…
名前が呼ばれたまるちゃんは、看護師さんによってかわいいベビーストレッチャーに乗せられました。かわいい毛布が敷かれていて、喜ぶまるちゃんの姿に、これから楽しいところに行くようで、丸田さんは胸が痛みました。
手術室に保護者は入れません。そのため、病院で使う携帯を渡され「終わったら連絡します」と言われた丸田さん。
「お母さん待ってるからね、大丈夫よ」
まるちゃんは最後までよくわからなかったようで、丸田さんが見送っていると、楽しそうに話しかけてくるまるちゃん。丸田さんと別れた後も、まるちゃんは病院のスタッフさんにもずっと話しかけていました。そんなまるちゃんの姿が見えなくなるまで、丸田さんはずっと見守りました。
まるちゃんを見送った丸田さんは、残っている事務手続きを済ませ、急いで昼食を済ませました。そしてあっという間に手術終了の連絡が来たのです。緊張して向かうと、医師から無事に手術が終った報告を受け、ホッとする丸田さん。
まるちゃんはまだ麻酔が効いているので、半分眠っているような状態。無理に起こしたりせず、そばにいて経過を観察すること、何かあったらすぐにナースコールするよう告げられました。説明のあと、まるちゃんはすぐにストレッチャーで運ばれて戻ってきました。しかし、その姿に丸田さんは思わず息を飲んでしまうのでした。
まだ4歳なら、自分がどんなところに連れて行かれるのか、どんなことをされるのか、理解できないのも無理はありません。でも、かわいいベビーストレッチャーや壁紙が用意されていたり、看護師さんたちのやさしい気遣いだったり、子どもに恐怖を与えないフォローが徹底されているとママとしても安心できるのではないでしょうか。何より、手術が無事に成功してよかったですね。