アイスあげるから…
Sくんとはもう遊びたくないと思っていたツマ子さんでしたが、Sくんは「出てこなかったらボコボコに殴るからな」と脅してきます。
そんなある日、いじめられている最中に、Sくんのおばあちゃんを発見。
以前に「もし何かいけないことをしたらすぐ教えてね」といってくれたことを思いだし、ツマ子さんは助けを求めました。
すぐに助けてくれたおばあちゃんでしたが、ツマ子さんの体に残ったいじめの痕を見て、「お父さんとお母さんには言わないでくれる?」と言いました。
「お父さんとお母さんが心配するといけないでしょ」と言い訳し、誤魔化すようにツマ子さんにアイスを与えたSくんのおばあちゃん。
そして念押しで「お父さんとお母さんには絶対言わないでね」と圧をかけました。
助けてくれると思ったおばあちゃんは、結局ツマ子さんを縛る鎖を増やしただけでした……。
◇ ◇ ◇
助けてくれると思った大人に裏切られてしまったツマ子さん。
Sくんのおばあちゃんは、幼いツマ子さんの被害を唯一知っている味方でした。そんな人に裏切られれば、ツマ子さんが心に傷を負ってもおかしくはありませんよね。
自分の身内が悪いことをしたら、正直に謝罪し、お互いの親と話し合う。
この行動は被害者のためというのは大前提ですが、今後子どもが同じことを繰り返さないようにする抑止力にもなるのではないでしょうか。
これからの子どもたちの未来のためにも、しっかりと大人は行動していきたいですよね。
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