ベテラン保育士の母さえも慌てた症状
※ 誤)人工破水→ 正)人工破膜
※「本陣痛」はここでは短い間隔でどんどん痛くなる陣痛のことを指していますが、医学的用語ではありません。
※「内診グリグリ」というのはあくまで俗称で、正式には「卵膜剥離(らんまくはくり)」と言われます。卵膜剥離とは、卵膜を子宮口付近の子宮壁から剥がす行為で、これによって分娩誘発への効果が期待できると言われています。
里帰り出産で息子のなつくんを出産した寒いねさん。なんと、妹も同じ日に同じ産院で2人目の男の子を出産しました。里帰り中は実家で一緒に育つ姿を見られると思っていた寒いねさんでしたが、なつくんが実家で過ごせたのはたったの5日間でした。
なつくんは急きょ入院することになったからです……。
ある日、なつくんは授乳後に大量の吐き戻しをしてしまいました。母乳の出が良くなっているのかもしれないと思い、育児用ミルクをあげるのをやめてみました。すると泣く回数が増えて1日通して全然寝ません。翌日よく寝ていて、6時間も寝たことに寒いねさんはビックリ。起こして飲ませようとしましたが、すぐ寝てしまい全然飲ませられませんでした。
その日の夕方、ふと見るとなつくんが吐き戻していました。そして液体は茶色く、鉄の臭いが……。保育士である妹に相談すると、出血しているのかなと言いました。
そうこうしているとなつくんが目を覚ましたので、さっそく寒いねさんはおっぱいをあげようとしました。すると大量に茶色いものを嘔吐したのです。
寒いねさんのお母さんはベテラン保育士。吐いたものを見て、救急に電話するよう寒いねさんに言いました。電話では、「朝まで様子を見て外来を受診してください」と言われますが、また大量に茶色い液体を吐き出したなつくんを見て、お母さんが救急に電話しました。するとようやく病院へ連れていくことに。
2度目の嘔吐は寝ながらだったけれど、なつくん自身に何の反応もなく、それが寒いねさんにとっては怖くてたまらなかったそうです。お母さんがベテラン保育士さんで、心強かったでしょうね。なお、助産師さん曰く、赤ちゃんの胃の形はもともと吐きやすい構造になっているので、授乳後に吐くことはよくあるようです。けれども嘔吐がきかっけとなって見つかる病気もあるのだとか。なつくんのように心配な症状がみられたら自分で判断せず、病院に相談して指示を仰ぐのがよさそうですね。