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「手術をお願いします」検査の結果、大量に吐き戻していた原因はまさかの…!? #生後3週間で手術 2

「生後3週間で手術しました」第2話。寒いねさんの生後3週間の息子が肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になって手術したときのお話です。寒いねさんは、ある日、息子の吐き戻しが茶色いことに気付きました。そしてにおいを嗅ぐと鉄の臭いがしたのです。これが、異変に気付くきかっけでした……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師松井 潔 先生
小児科 | 神奈川県立こども医療センター 産婦人科

愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等、同総合診療科部長を経て現在、同産婦人科にて非常勤。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
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姉妹で同日出産した寒いねさん。妹と育児を楽しめると思っていましたが、吐き戻しが多いなつくんのお世話に追われ、余裕のない日々を過ごしていました。ある日、なつくんの吐き戻しが茶色くなっていることに気が付きました。そして大量に吐き出したため、救急を受診することになって――!?
 

小さな体に起きていた異変とは…?

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生後3週間で手術しました

 

生後3週間で手術しました 2

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生後3週間で手術しました 2

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生後3週間で手術しました 2※胃はとても賢い臓器です。食べた食事を消化してから十二指腸に送ります。幽門(ゆうもん)は消化されていないものを胃から十二指腸に流れないようにしてくれています。幽門の働きが強すぎると肥厚性幽門狭窄症になると言われています。 

 

寒いねさんは病院へ向かう間、泣きながら「大丈夫」となつくんに言い聞かせていました。病院へ到着後、血液検査、エコー検査、レントゲン撮影をおこなったなつくん。栄養と水分補給のために点滴をするため入院となりました。

 

検査の結果、胃の内容物がほとんど腸に行っておらず、そのせいで胃に溜まったミルクを吐き戻してしまっていることがわかりました。

 

考えられる原因を医師から説明された寒いねさん。「肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)」である場合は、胃と腸をつないでいる筋肉が厚くなってしまい、通りが悪くなるため、切開して道を広げる手術が必要とのこと。寒いねさんは「手術」の言葉に驚きます。

 

救急で処置を終えたなつくんは手に点滴をされ、いろいろな管につながれて痛々しい姿になっていました。そして翌日、寒いねさんは医師からなつくんの病気について聞かされます。なつくんは、やはり「肥厚性幽門狭窄症」とのこと。

 

ミルクが飲めるよう、早めの手術が好ましいという話でした。寒いねさんはその場で手術をお願いしました。そして、なつくんの大学病院への転院が決まりました。

 

 

まだ生まれたばかりの小さな体に手術と聞くと、つらい気持ちになってしまいますよね。けれども大量に吐き出したり、なにも口にできなかったりする状態はとても心配ですし、原因がわかってほっとした部分もあるのではないでしょうか。寒いねさんのお母さんの判断のもと、急きょ受診してよかったですね。いつもと違うと思うことがあれば、病院に相談することが大切ですね。

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    マンガ家・イラストレーター寒いね

    2021年生まれの息子との日々を綴っています。基本的に睡魔に負けてます。

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