レクトは育児放棄を受けているという噂があり、姉のメコちゃんは生活が荒れて手がつけられないという、複雑な家庭事情がありました。
そんな中、学校に登校するようになったレクトに対し先生は、「暗いところや狭いところに閉じ込められてないか?」「お金がなくてもごはんが食べられるところがある」と話していたそう。そんな先生のサポートもあり、落ち着いた様子を見せていたレクトは、誰かに執着することもなくなり、家庭の外で居場所を見つけたようでした。
逆に、メコちゃんは荒れた生活が加速。見た目が派手になり、深夜に大人の男性と一緒にいるところを補導されたそう。娘がそのような状況にもかかわらず、親は警察署にさえ迎えに来ず、大きな問題になっているようです。一方で、ソウは……。
友だちとのトラブルを乗り越えた先には…
レクトと関わらないように生活していたソウ。
「あれ? あそこにいるのレクトじゃね?」
「上級生に絡まれてるよね。ヤバくね?」
友だちと遊んでいると、上級生に絡まれているレクト見つけました。
「関わっちゃいけないのに、どうしたらいいんだ!?」
先生や親の言いつけを守ろうとしますが、上級生に突き飛ばされているレクトをほっとくことができません。
「関わるな! 関わるな! ……関わるな? いや、助けなきゃ!!」
友だちとともに、レクトを助けようと決意。
「いじめは許さねぇ!」と、レクトの元へ駆け寄りました。
レクトとのトラブルを乗り越え、精いっぱい考えて、今を一生懸命過ごすソウなのでした。
レクトとトラブルになり、苦しい思いをしたソウですが、レクトが上級生にいじめられている姿に、「助けなきゃ」と駆け出しました。「レクトとは関わらない」という親と先生との約束を守ろうとするも、“困っている友だちを助けよう”と判断したソウ。言いつけを守ることだけではなく、自分で事の善しあしを判断して行動する姿は、本当に素晴らしいですね。
レクトは落ち着いた生活ができているようですが、姉の問題など家庭環境はまだまだ複雑。今回のソウのように、レクトが困ったとき、手を差し伸べる友だちや大人の存在が、これからもレクトを救ってくれるよう切に願います。