ちひろちゃんが幼稚園に行きたがらず、この日は少しだけ遅れて幼稚園に行きました。
さい子先生に「今日はどうされたんですか?」と聞かれ。幸さんは「給食のことが不安みたいなので、また配慮をお願いしたいのですが……」と答ます。しかし、さい子先生から返ってきたのには「また給食ですか!? その件はわかっていますから!」という冷たい言葉。
「ママがいい!」と泣き出すちひろちゃんに、「一緒に頑張れるようにぎゅうしようか!」と幸さんが抱っこを提案。すると、2人の様子を見ていたさい子先生は「泣いててもいいので、早く行ってください!」と無理やりちひろちゃんを引きはがして……。
幼稚園から呼び出しの電話?
ちひろちゃんの泣き声が廊下に響き渡りますが、生活費を稼ぐためにグッとこらえてお仕事へ向かった幸さん。ちひろちゃんのことで頭がいっぱいになりながらも働きます。
すると職場に、「ちひろちゃんがおなかが痛いと言うので、お迎えに来てもらえますか?」と園長先生から電話がありました。
急いでお迎えに行くと、電話の内容とは正反対に元気そうなちひろちゃんの姿が。せっかくの機会だ……と思った幸さんは園長先生に、居残り給食のことを切り出しました。しかし、園長先生からは「幼稚園は初めてなので、先生方にお任せしています」と頼りない回答が。
さらに、さい子先生について「保育について県でも有名な先生で、一番しっかりされています。なので安心して大丈夫ですよ!」と言うのです。「担任に状況を確認して電話しますね」という返答をもらったものの、幸さんの不安はさらに大きくなる一方でした。
◇ ◇ ◇
保育の知識がいくらあっても、生徒や保護者を不安な気持ちにさせる先生が「良い先生」だとは言えません。ひとまず、ちひろちゃんの元気そうな姿が救いですが、これからの日々が心配でなりません。いくら幼稚園が初めてとはいえ、園長先生にはきちんとさい子先生の人間性を見てほしいですね。