そのなかから、男女どちらにも名づけられていた「ジェンダーレスネーム」を紹介します。
凜(主なよみ:りん)
「凜」は、凛々しくきりっとしていて隙がない様子を表します。そのことから、「人に頼らず自分の人生を歩んで欲しい」という、パパ・ママの願いが感じられます。「りん」という響きの可愛らしさ、呼びやすさも人気の理由です。
柚希(主なよみ:ゆずき)
「柚」は、冬に香り良い実をつける樹木。秋〜冬生まれの女の子に人気の高い漢字です。料理の味を引き立てることから、個性的でありながらも協調性がある存在になりますように、という願いが込められることも。
柚葉(主なよみ:ゆずは)
「柚」はミカン科の木で、香り高い実がなることで知られています。また、「葉」は草木の葉っぱを表す漢字。二つの漢字が組み合わさることで、みずみずしさや生命力を感じさせる名前になっています。
莉央(主なよみ:りお)
「莉」はジャスミンの花を表す「茉莉花」の一文字。真ん中や色鮮やかな様子を表す「央」を組み合わせることで、凛々しくエネルギッシュな印象に。
芽生(主なよみ:めい)
草木の「芽」に「生」という漢字を組み合わせることで、新たな始まりや生命の力強さを感じさせる名前に。
女優の永野芽郁さんも同じよみで活躍されています。
結心(主なよみ:ゆうしん、ゆい、ゆの)
男の子は「ゆうしん」、女の子は「ゆい」「ゆの」というよみが用いられています。
結ぶこと、実をつけることを表す「結」という字に「心」を組み合わせることで、人の絆やあたたかい心を感じさせます。
光(主なよみ:ひかり、ひかる)
男の子は「ひかる」、女の子は「ひかり」というよみが人気のようです。
「光」という漢字を一文字で用いることで明るい人柄を感じさせるほか、凛とした姿や強い意志を感じさせます。
女優の満島ひかりさん、歌手の宇多田ヒカルさんなどが同じよみで活躍されています。
光希(主なよみ:こうき、みつき)
「みつき」というよみは男女ともに用いられていますが、男の子は「こうき」というよみも見られました。
「光」という字に希望の「希」を組み合わせることで、発展性や明るい未来を連想させる名前に。女優の高畑充希(みつき)さんが同じよみで活躍されています。
真央(主なよみ:まお)
嘘や欠け目がないということを表す「真」に、真ん中を表す「央」という組み合わせて、真っ直ぐで誠実な印象を与える名前に。「まお」という丸い響きも人気の理由の一つです。
晴(主なよみ:はる)
雲がなく澄んだ空を表す「晴」を一文字で用いることで、清々しさや潔さを感じさせます。明るく元気な子に育つように、というパパ・ママの願いも感じられます。
碧桜(主なよみ:あお、みお)
「あお」というよみは男女ともに用いられていますが、女の子は「みお」というよみも見られました。
「碧」は、自然が生み出す青緑色を表します。「桜」という漢字を組み合わせることで、色とりどりで鮮やかな色彩を感じさせる名前になっています。
紡(主なよみ:つむぐ、つむぎ)
男の子は「つむぐ」、女の子は「つむぎ」というよみが人気のようです。
「紡」は、糸をつむいで何かを作り上げる様子を表します。そのため、繊細さや芸術性、細やかな気配りを感じさせる名前です。
柚月(主なよみ:ゆづき)
地球に寄り添う「月」という漢字を用いることで、人に寄り添える優しい子に育つようにという願いが込められていることも。美しく神秘的な印象も与えます。
遥陽(主なよみ:はるひ)
遥か彼方にあること、ゆらゆらと揺れる様子を表す「遥」という漢字。そこに「陽」という漢字を組み合わせることで、大らかであたたかい印象を与える名前です。
玲(主なよみ:れい)
色が冴えて鮮やかな玉を表す「玲」という漢字。華やかで気品漂う字で、「れい」というよみも凛々しく美しい印象に。
澪(主なよみ:れい、みお)
男の子は「れい」、女の子は「みお」というよみが用いられています。
「澪」は水が流れる水路を表し、みずみずしく爽やかな印象を与える漢字。「みお」というよみもかわいらしく、親しみやすい響きで人気です。「れい」とよむと、麗しく聡明な印象になります。
2023年5月に名づけられたジェンダーレスネームには、「凜」「光」「晴」「紡」「玲」「澪」と、たくさんの一文字ネームが見られました。「ジェンダーレス」×「一文字」の組み合わせがトレンドとなっています。これからご出産される方の参考になれば幸いです♪
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2023年5月1日(月)~5月25日(木)
調査件数:7,353件(男の子:3,890件/女の子:3,463件)