仕事を辞めるという夫の意見を尊重すると、「あなたみたいな人が母親だったらよかった」と夫に言われたふくこさん。それを聞いた途端、夫に言われた「最低な母親」という言葉がよみがえり、その言葉に苦しみ続けた気持ちをぶつけました。すると、夫がようやく当時のことを心から謝ってくれました。
お互いに気持ちを伝え合ったことで少しいい雰囲気に。すると、目の前にまさかの中学3年生の長男が現れて……。
夫が謝ってくれたことで気付いた大切なこと
長男がどのあたりから聞いていたか気になりつつ「ハル、ごめんね! 話し声で起こしちゃった?」と聞くと、「喉が乾いて起きただけ」とのこと。
そして、夫があることに気が付きます。「ハル、お前もしかして、俺より背、高くなってんじゃね?」
シリアスな場面だったのに、子どもが入ってくると一気に日常会話になってしまう不思議。
夫は「背だけじゃなくていろいろ、本当に成長したなぁ。ハル自身がすごく頑張ったのと、ママのおかげ。2人ともありがとう」としみじみしていて、ハルが自室に戻ると、改めて「俺もこれから頑張らないとな!」と決意を新たにしていました。
家族は止まらずに変化するから、どんな未来が待っているのかわかりません。
夫があんなに謝ってくれても、「あのころの私」は消えてくれませんでしたが、それでも「今の私」が、ゆっくり自分で自分を抱きしめて歩いていきたい。少し苦い味もするけど、そんな時間を私はこれから、愛おしみたいのです。
多分これからの未来にも、今の私を包んでくれる自分がいてくれると思う。 夫でも親でも子どもでもない。たった1人の、私だと思うのです。 溝はあるまま、これからも小さな希望を数えて歩ければいい。大切なのはこれからだから…。
----------------
「小さな希望を数えて歩く」って、とてもすてきな言葉ですね。自分のことを省みるって、簡単なようで難しいこと。でも、誰の言葉でもなく、自分自身にしか癒やせないことってあるのかもしれません。ふくこさんのように、そんな時間を大切にできたらいいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!
-
前の話を読む4話
「あなたにだけは言われたくなかった」夫の言葉に苦しんだ思いをぶつけて #お金がかかるときに夫が… 4
-
最初から読む1話
「仕事、辞めるわ」大金が必要だと判明してから夫がまさかの報告を! #お金がかかるときに夫が… 1