さらに、毒太のことを普通じゃないと言われ、瓜田チャリさん自身も「やっぱり」と改めて納得。
仕事を終えて危篤状態のお父さんが眠る病院行くと、病室にはすでにお母さんが来ていました。
お父さんを励ましてお世話をするお母さんを見て、昨晩毒太に言われた、“お母さんの呪い”や“罰”という言葉を思い出し、瓜田チャリさんは「何も見てないくせに!」と内心怒りが沸くのでした。
父の見舞いに通う妻へ毒夫が文句を言い始め…
ヒナコちゃんを保育園へお迎えに行く時間になり、
「じゃあね、お父さん。また明日も来るからね」
瓜田チャリさんはお父さんへ別れを告げ、病院を後にしました。
保育園へ迎えに行って、スーパーに寄ってようやく帰宅すると……。
「おかえりー。今日メシ何?」
今日も帰りが早い毒太は、漫画を読みながら瓜田チャリさんの帰宅を待っていました。
「えっ……ブリの照り焼きやけど」
帰宅早々にごはんの話をされてイラっとする瓜田チャリさん。
「なんや……ハンバーグな気がしたのに」
勝手に予想をしてがっかりする毒太。
「病院行ってんのにさ……ハンバーグ作る余裕ないわ」
瓜田チャリさんがそう言うと、
「えっ? 前の日に準備して、帰ったら焼くだけにしたら簡単やん」
簡単なことなのにわからないの?という表情で平然と言う毒太。
さらに……
「ていうかお前、病院毎日行くん? 毎日行く意味ある? 意識ないのに」
毒太は悪気なく、意識がない=お見舞いは意味がないと言ってきました。
それを聞いた瓜田チャリさんは、もう毒太と家族でありたくないと思い始めたのです……。
危篤状態の親のお見舞いを拒否し、子どものお迎えもせず、家事を一切手伝わないどころか、文句まで言われたら……腹が立ってしまいますよね。さらに「前日に準備したら簡単」なんて平気で言っていますが、その“前日”は毒太の尻拭いをして睡眠時間が削られ、それどころではありませんでした。
さらに、意識がなくても、大切な人なら時間の許す限りお見舞いへ行って顔を見たり、話しかけたり、お世話をしたいと思うのは当然ですよね。やはり、毒太には人の心がないのかもしれません……。