雪ちゃんは何日経っても喋ってくれないまま。かえではお母さんに相談するものの、ケンカも嫌なことをした覚えもありません。「まあそのうち仲直りのタイミングはやってくるよ!」。母さんからそうアドバイスされたかえでですが、仲直りできそうな気配はなく、海ちゃんとかえでは、雪ちゃんが話してくれないならどうしようもないという結論に至りました。しかし、帰宅するとお母さんから、「何か隠してることない? 学校から電話があったの。かえでが雪ちゃんをいじめてるって……」と言われてしまい……!?
無視されているのに、いじめていると言われて…!?
学校からの電話で、かえでが雪ちゃんをいじめていると聞いたお母さん。それを聞いたかえでは一瞬理解できませんでした。
「かえで、そんなことしてない! むしろ無視されてるのはかえでだよ!?」
かえでの言葉に頷くお母さん。学校で話をするために先にかえで側の言葉を聞きたかったのです。
学校で話し合いをする当日。校長先生と担任の先生、海ちゃんのお母さん、そして雪ちゃんのお母さんがそろって話し合いが始まろうとしたそのとき……。
「まずは先に謝罪していただけますか」と、雪ちゃんのお母さんが謝罪を求めてくるのでした。
雪ちゃんから無視されて悩んでいたのに、学校からの電話ではかえでが雪ちゃんを無視していじめているということに。さらに、雪ちゃんのお母さんは話よりも先に謝罪を求めてきました。双方の主張が異なることは、決してめずらしくありません。まずは双方の話を聞く場を設け、落ち着いて話し合いができるといいですね。