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「私が間違ってるってこと?」産後、身も心も疲弊していたママ。義母からのプレゼントに…

産後に襲ってくるガルガル期(産後のママが攻撃的になったり感情の起伏が激しくなったりすること)という存在を、子どもが2歳くらいになったときに知ったママ。産後すぐの時期に、とてもピリピリしており、ささいなことに傷ついたりもしたそう。今回は、そんなガルガル期のママが体験したエピソードをご紹介します。

 

産後のお手伝いは助かるはずだったのに

妊娠中、安静の指示が出ていた私は、出産後すっかり体力を失っていました。そして、回復する間もなくスタートした育児。すべてを赤ちゃんに合わせなくてはならないので、夜も昼も自分のタイミングで眠れませんでした。


結婚前は、仕事で徹夜することもしばしばあったため、睡眠時間が短くなることに対しては「仕事のときでも大丈夫だったし、今回も余裕だろう」と思っていましたが、仕事と育児はやはりまったく異なりました。

 

怒涛の日々を重ねる中で、私はどんどん疲弊。産後1カ月経ったころ、義母が助っ人として来てくれました。ただ、義実家が遠方だったこともあり、数週間泊まり込みで手伝ってくれることに。

 

食事の準備や掃除、洗濯など本当に助かりました。しかし当時の私はその分「赤ちゃんの育児は私が頑張らなきゃ」と気負ってしまったのかもしれません。夫も、義母が来てくれた安心感で、仕事から帰る時間も遅くなっていきました。

 

次第に私は育児がエンドレスのように感じ、気がおかしくなりそうになっていました。


 

義母が私に手渡したもの

それから私は、義母のちょっとした言動にイライラするように。しかし、義母と嫁という関係性上、正直に口にすることはできず、自分の中で溜め込み、ただただ時間が過ぎて義母が帰る日を待っていました。

 

そんな日が続いたあるとき、私は義母から1冊の本を渡されました。
正確な本のタイトルは覚えていませんが、「もっと手を抜いて、気楽に育児に取り組もう」という感じの本だったと思います。当時の私には、必要なことだったのでしょう。

でも、ガルガル期だった私は「(義母は)私のことを認めてくれていない」「私のやり方が間違っているっていうこと?」と不満を感じてしまいました。私は義母の好意を素直に受け取れず、引きつった笑顔で、本を受け取ることしかできませんでした。

 

 

 

その後数年経ち、下の子も生まれ、育児で手を抜くことの大切さがわかるようになりました。でも、当時の私はきっと何を言われても、何をされても受け入れることができなかったと思います。しかし当時のことを思い出し、義母には「本当に申し訳ないことをしたな」と感じた出来事でした。
 

 

 

作画/マキノ


著者:桃山 さくら

小学校低学年と年少の子どものママ。ワンオペで踏ん張りながら、WEBライターとして活動中。

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